おもてなしの心

仕事の話ではありません、悪しからず。 先日、僕は私事で塩尻市のホテル中村屋さんを利用させて頂きました。

地元で、歴史もあるホテルということですが、ビジネスホテル的にも使われているようです。

19時前に一度チェックインしたあと、所要に出かけ23時30分ころに帰着。

お風呂を頂きましたが、大きくはない設備であっても清潔感があり、気持ちよく眠りにつけました。

翌朝、楽しみだった朝食。 バイキングが多い昨今、それぞれのお客様にそれぞれの御膳が用意されていました。

接客をして頂いた方は、60歳位の女性だったでしょうか。 物腰は柔らかいけれど、凛とした素敵な方でした。

余計なことは言わず、「何かあればお申し付けください」と下がっていかれました。 朝、つかの間の静寂が どれだけ贅沢だったでしょうか。

一膳のご飯を食べ終わったところ、どこで見ていたのか、「おかわり、お持ちいたしましょうか」 こんな当たり前のことにも感動させられました。

 

接客は難しいなって思います。

松本店には、新たなスタッフが入り研修をしています。 一人の彼はガッツがある有望株です。

先日、彼はお客様は来店されてすぐさま「どんなものをお探しでしょうか」と小走りにお客様の横につきました。

お客様は、「もう少し見せてください」とおっしゃられ、しばらくして帰られました。 次に来たお客様にも、彼は同じ対応をしました。

僕は、「お客様の気持ちをもう少し考えなさい」とたしなめました。

カーテンショップゆうあいを訪れるお客様は、様々です。 カーテンを初めてオーダーするけれど、価格が心配の方。 模様替えをしたいけど、どんなカーテンがあるのか下見に来られた方。 勿論購入を決めてご来店されるお客様もいます。

お客様の気持ちを察するようになれるには経験が必要です。 鈍感では良い接客はできません。 ベテランとて心を研ぎ澄まさなければ、お客様の声にならない声を聞き取ることはできません。

「一期一会」という言葉があります。 たまたま、この カーテンショップゆうあい にいらして頂いたお客様を大事にしたいのです。

「買う気で来たんじゃないけど、買っちゃったわ」そんな声を聞くとき嬉しくなります。 ただ、それは押し売りをした時ではありません。

むしろ逆です。押し付けられたら逃げたくなりませんか。 ちなみに僕はそうです。

オーダーカーテンやブラインドは、既製品よりも少し高い買い物です。ただ、リビングやプライベートのお部屋などくつろぎを求める空間には、やはり良いものをお勧めしたい。 毎日眺めるものだから。 毎日触るものだから。

ホテル中村屋さんに感謝します。なぜって、おもてなしの心を思い出せてもらえましたから。

5月6日、明日は連休最後ですが、カーテンショップゆうあい(松本店)、インテリアショップゆうあい(諏訪インター店)は営業しています。 良かったら、いらしてみませんか。

お客様のご要望をお聞かせいただければ、精一杯 僕らの知恵を振り絞ってお答えします。 何卒 宜しくお願い致します。

ゆうあい松本店 武井でした。

松本店 武井