高層マンションの定義ってご存知ですか?
消防法では高さ31mを超える建築物を高層建築物と定義しており、建築基準法では高さ31mが高層であることの基準となっています。 したがって、高さ31m以上、階数にして約10階以上のマンションが高層マンションと呼ばれています。
東京などの首都圏なら当たり前でも、僕らが住む信州では高層マンションに住む方の数は限られていると思います。
そのような高層マンションのインテリア用品、カーテン、寝具等のお店に売っているものだとしても防炎品である事が求められます。
内装材の壁紙、カーペット等も防炎品でなくてはいけません。
内装に関しては、僕らのような内装業者が施工しますが、カーテンは既製品を買われる方は気を付けて頂かなくてはなりません。
そもそも信州ではそのようなニーズが少ないので、僕ら業者も気を付けなければ。
先日 高層マンションのリフォームを承りました。
カーテンに防炎ラベルを付け、
壁紙にも、壁と天井が柄が違う場所にはそれぞれ1枚づつ、
タイルカーペットにも、
勿論、ロールカーペットにも、
防炎ラベルを付けてあります。
「防炎」の事を「防火」と言われる方がいらっしゃいますが、防炎加工がしてあるからと言って全く燃えない訳ではありません。
防炎とは燃えにくい事象のことを意味しています。
繊維などの可燃物の燃えやすい性質を改良して防炎性能を与えると、小さな火源(火だね) を接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、容易に燃え広がることはありません。
こうした性能を「防炎性能」といいます。
火事など誰も好き好んで出す方はいらっしゃらないと思いますが、高層マンション等の消防法で防炎品を義務付けられている場合以外も、火の元近くのものは防炎品のものを選びたいものです。