お部屋コーディネート施工例#173

長野県松本市 A様邸 施工例

~設計士様と一緒に考えた、こだわりの和モダンインテリア~

 

「和モダン」というカテゴリーは、定着したと言って良いでしょう。長野県松本市の入山辺というワイナリーが近い高台にあるA様邸は、和洋建築のお住まいです。

設計士様が入ったこだわりの住宅、その設計士様とお施主様のA様と一緒に考えたこだわりのインテリアをご紹介致します。

玄関:プリーツスクリーン シングルタイプ



家の顔とも言える玄関には、プリーツスクリーンをご提案しました。 ただ、今回はモルザという知る人ぞ知る和紙のメーカーをお勧めしました。



タチカワブラインド、ニチベイ、トーソーなどのメカメーカーの製品はメカ自体は大変魅力があります。 ただ、生地(紙)自体はモルザ製のものはひと味違います。

モルザのプリーツスクリーンは障子紙と同じ製法で作られています。 今回選ばれた雪月花いう生地は、ポリエステル素材を機械で漉いて天然繊維を漉きこんでいます。 紙独特の特徴でもある 紫外線(UV)カット率は97%という驚異の数値です。 また超はっ水加工を施しており、汚れも落としやすくなっています。生地の光による退色日焼けの度合いを示す耐光堅牢度は、4~5級を確保しています。

A様邸の玄関窓は型ガラスで、窓もあまり開け放たないということでしたので、シングルタイプのモルザのプリーツスクリーンがご提案できました。 A様は、光が朝日が差し込む玄関窓を眺めながら、「本物はやはり違いますね」と言ってくださいました。

使用メカ: モルザ プリーツスクリーン シングルタイプ 雪月花 No.1301 コード式

1F リビング:ハニカムスクリーン+カーテン

1F リビングには、ハニカムスクリーンとカーテンを付けました。

東側の腰高窓は、ハニカムスクリーンのペアタイプを。これは、断熱効果にこだわる設計士様のご提案でした。 断熱効果を上げるためには、空気層を持つことが良いとされています。 ハニカムスクリーンは、メカ物の中で唯一空気層を持つ商品です。



今回はサイドフレームを付加して、更に両脇の隙間を少なくして断熱効果を高めています。



南側のベランダ窓には、出入りも楽なスタンダードなカーテンを付けました。



和洋建築で、無垢材にこだわったお宅です。 ドレープカーテンは木になじむ、ナチュラルテイストな生地をご提案しました。 レースカーテンは、生成り(ベージュ色)のミラーレースをご提案。 ミラーレースは紫外線カット率が高いので、床や壁のヤケを抑えてくれるでしょう。

使用メカ:ニチベイ レフィーナ25 上部 プリーツスクリーンH1013 下部 ハニカムスクリーンH1104 ペアタイプ ワンチェーン式 (サイドフレーム付き)

使用カーテン:ドレープカーテン ハーグIV、レースカーテン コ-ネリアBE

1F ダイニング(小上がり・畳スペース):間仕切りロールスクリーン+こたつ掛け

1F リビングと同じ空間にあるダイニングスペースは、畳の小上がりにされていました。 窓には障子が入っていたのでカーテン関係は必要ありませんでした。

ご注文頂いたのは、まずキッチンとの間仕切りにロールスクリーン。



横から見ると、



上げきると



6cmほど出た窓枠を回避するため、生地を前に落とす、逆巻き仕様にしてあります。

また、今回は設計士様から設計の段階でお問いあわせがあり、逆巻き仕様にした場合の枠の出寸法をお伝えしてあったため、ジャストサイズで仕上げる事ができました。 ゆうあい(松本店、諏訪店)では、設計士様と共同でお施主様と打ち合わせをさせて頂くことも少なくありません。

この場合、設計士様のコンセプトとお施主様のご希望を如何に具現化するかに心を砕きます。故に我々は建築(家の構造など)も理解していなくてはなりません。 日々勉強です。

話を戻します。 小上がりの畳スペースには、こたつ掛けをオリジナルでお作りしました。



和のテイストを持たせながら、寒さ対策も考慮して、ざっくり感のある遮光生地をお勧めしました。 こちらは、ゆうあい諏訪店に併設するゆうあいの縫製所で加工させて頂きました。 写真では分かりませんが、お客様のご希望で、膝の上に乗る裾部分の折り返しは20cmとってあり、より寒さを防ぎます。 このようにカーテン生地は、こたつ掛けにも、はたまたベッドカバーや、クッションカバーにも使えるのです。

使用メカ:ニチベイ ロールスクリーン N6589 逆巻き仕様 チェーン式

オリジナルこたつ掛け ポルトBR

1F そば打ち部屋

ご主人様のご趣味であるそば打ちの専用部屋を、リビングとなりに作られていました。 プロ並みの本格スペースがそこにはありました。 信州は、そばどころです。長野県松本市入山辺の自然いっぱいのA様邸で打たれるおそばは、さぞかし美味しいに違いありません。

また写真のように、リビングから中の様子が見えるようにがガラス張りになっています。そば打ちの時、お客様の様子を見ながらとのコンセプトです。 ただ、必要ない時は隠しておきたいとの事で、リビング側にロールスクリーンを付けました。 ロールを閉めるとこのようになります。



リビングからそば打ち部屋を見ると、



ロールを閉めると、



ロールの取り付け高さを、ロールの両サイドにある建具と高さを合わせました。 お客様から、高さが揃っていてリビングから見て気持が良いと言って頂けました。 また、操作はグリップ式にしてあり、すっきりさせる事ができました。

使用メカ:ニチベイ ロールスクリーン N6589 スプリング式(クリアグリップタイプ)

2F 寝室 カーテンとプレーンシェードの組み合わせ

2F 主寝室の腰高窓には、プレーンシェードと枠内にレースカーテンを付けました。 シェードの生地を下ろすとこのようになります。



今回お勧めしたシェードの生地は、大柄の花柄です。 ただ、和テイストを持ったものです。 ジャガード織の上品な柄で、大変気に入って頂けました。



また、これはお客様から教えて頂いた部分です。 枠の内側にレースカーテンをお付けしましたが、写真に白い棒のようなものが見えるのがおわかりでしょうか?



お客様がテンションポールを付けて、レースカーテンを少し前に出しておられたのです。

結露したら、カーテンがカビてしまうからとの事でした。 基本的に、枠の奥行が10cmほどありますので、その点は心配ないのですが、アイデアだなと勉強になりました。



南面には、シェードと同じ生地でカーテンをお付けしました。

使用メカ:プレーンシェード チェーン式 生地 1104(04)(正面付け)

レースカーテン AL-273NL(枠内入れ)

2F サンルーム:ロールスクリーン

2F サンルームには、ロールスクリーンを付けました。 こちらは追加工事で承ったものですが、開口寸法が260cmありました。

通常の生地ですと200cmまでの幅しか出来ませんので、2台分割になってしまい真ん中に隙間が空いてしまいます。 故に今回ご提案したものが、タチカワブラインドのエブリという生地です。こちらは、現在メーカー品の中で一番お値打ちにご提案できるものです。

使用メカ:タチカワブラインド ロールスクリーン RS-6806 チェーン式

ゆうあいスタッフからのコメント



松本市入山辺は、ぶどうなどの果樹園が多くある土地です。坂も多いこの里山は、元気なご年配の方が多い場所でもあります。

この地に新たな居を構えられたA様。「本当は純和風建築にしたかったんだけど」との事でしたが、なかなかどうして、和モダンの素敵なお住まいでした。

A様のこだわりの住宅のインテリアに携われて幸せでした。 ありがとうございます。 これからもゆうあい松本店を、宜しくお願い致します。