お部屋コーディネート施工例#270

長野県松本市 S様邸 施工例

~カーペット張り替え、直張りからフェルトグリッパーへ~

 

松本市寿のS様邸にて、廊下(広縁)のカーペット張り替え工事をさせていただきました。

長年使い込まれたカーペットは、パイルが潰れてクッション性もなくなり、

劣化のひどい部分は穴が開いてしまっている状態でした。



施工の仕方ついても、両面テープで床に直接直貼りをするという簡易的なものだったため、

年月によって劣化した両面テープは粘着力もなくなり、

カーペットもすでに固定がされていないような状態になっていました。



広縁の前には綺麗に手入れされたお庭があり、外部からの目線も一切ないため、

テーブルを運んできて食事をするなど、広縁で過ごすことも多いとの事。

より快適に広縁を使っていただく為、床に直接カーペットを敷く直貼りではなく

カーペットと床の間にフェルトを敷き込む[フェルトグリッパー工法]をご提案しました。

【フェルトグリッパー工法】

フェルトグリッパー工法とは...

グリッパーと呼ばれるカーペットの固定金具を部屋の壁際に固定し、カーペットの裏をピンに引っかけて施工する方法です。

カーペットの下にはクッション性を高める為、フェルト(アンダーレイ)を敷き込みます。



グリッパーにカーペットを引っ掛ける際に、カーペットを充分に伸ばしてピンと張る為、

施工後カーペットの伸びによる波打ちなどがでにくい施工方法です。

また、接着剤などを使わずグリッパーに引っ掛けているだけなので

将来のカーペット張替えもし易くなります。

【下地作り】

既存のカーペットの撤去が終わると、先ずはグリッパーの設置です。

初めにカーペットを敷かない部分との境目に押え金物を設置。



壁際でない所はグリッパーでの固定が出来ない為、こういった金物を用意します。

そしてその後にグリッパーの取り付けです。



カーペットを入れ込む隙間を作りつつ、柱の出っ張りなどの凹凸に合わせてグリッパーを設置。



ぐるっと一周グリッパーを施工し終わりました。

グリッパーの設置ののち、床のホコリやゴミのこりが無いようお掃除し、

次はアンダーレイの敷き込みをしていきます。

今回使用するのは一般的なニードルフェルトというアンダーレイです。



全面に隙間なく敷き込み、ずれないようにタッカーで打ちつけて固定していきます。

グリッパーや押え金物の際までこの通りキッチリと敷き込みます。



これでようやくカーペットを張る準備ができました。

【仕上げ】

いよいよカーペットを張っていきます。

張る場所の実面積より一回り大きいカーペットを用意します。



特殊な道具を使って、カーペットがピンと張るように伸ばしながら、

グリッパーの針にカーペットを引っ掛けていきます。



カーペット貼りに使う道具はあまり見かけない特殊なものばかり。



グリッパーと壁の隙間にカーペットを入れ込む道具や、



余分なカーペットを切り落とす道具など、一般には目にすることのない道具です。

これらの道具を駆使して、職人さんが綺麗にカーペットを納めていってくれます。

(細かな作業の様子は写真におさめられませんでしたので…)そして仕上がりへ。

余分なカーペットを切り落とし、カーペットの端も壁際に入れ込んだ状態です。



コーナーや、柱の入隅・出隅などもこの通り綺麗に納まっています。



最後に押え金物にカーペットを挟み込み、上からたたいて完全に固定します。



カーペット張替え作業はこれで以上。カーペット屑などを掃除して完了です。

【完成】



すっかり綺麗に仕上がり、明るい印象になりました。

何より、今まで直貼りされていたカーペットをフェルトグリッパー工法にしたことで

クッション性が生まれ、踏み心地がとても良くなりました。

ゆうあいスタッフからのコメント

風通しも良く、人目を気にせずお庭を眺められる広縁のため、

日頃からここにテーブルを持ってきてお食事されたりもしているそうで、

踏み心地、座り心地が良くなり、とてもご満足いただけたご様子でした。

グリッパー工法は基本、四方を壁に囲まれた場所でないと施工できませんが、

今回のように一部は押え金物を使うなどの方法も可能です。



長年使い込んで傷んできたり、汚れが目立ってきたカーペットはありませんか?

長野県でカーペットの張り替えをお考えでしたら、

松本市、塩尻市、安曇野市、近郊の方はゆうあい松本店、

茅野市、諏訪地域、近郊の方はゆうあい諏訪インター店まで、

先ずは気軽にご相談下さい。