お部屋コーディネート施工例#311

長野県岡谷市 Y様邸 施工例

~縦型ブラインドなどメカ物を多用したスタイリッシュ・コーディネイト~

Y様は、店舗設計施工・デザインを手掛ける長野県では随一の設計事務所様を経営されていらっしゃる方です。 ゆうあいは、松本店、諏訪店、両店でお仕事を頂いております。

そんなY社長様から昨年末、御自宅の新築のお話は聞いておりました。

「縦型ブラインドを付けたいんだけれど、レースも必要なんだ。 何か良い方法あるの?」  店舗設計施工で、縦型ブラインドの事はご存知でしたが、レースのスラットを挟み込んだペアタイプはご存知なかったようです。

「窓の開口も大きくとってあるけど、天井も通常より高くしてあるんだ。 但し、ボックスは作ってないよ。 ヘッドボックスが見えちゃうんだけど、何か良い方法ある?」

「上飾りを付けたらどうでしょう。 ただ、その上飾りも生地の物と、木目のカバータイプなど色々ありますが、ドレッシーにされたいか、スタイリッシュにされたいかでおススメが変わってきます」

「そして、もっと基本的な話しなのですが、縦型ブラインドのペアタイプを扱う2社で使い勝手の違いもあります。 Y様にはニチベイ社のものがおススメです」

そうして、大工工事が終えた頃、現場に呼んで頂きました。 忙しい中お時間作って頂き、短時間での打ち合わせとはなりましたが、建築のプロであるY様の期待に応えられたでしょうか?

1F リビング 縦型ブラインド ペアタイプ

天井高さが264cm以上もあるリビング、窓の開口もW320×H220cmもありました。

「天井から縦型ブラインドを付けたいんだ。 下地も天井に入れてある。 ボックスの掘り込みはないけどね」

冒頭に書いたように、今回Y様にはニチベイのアルペジオ・センターレースという縦型ブラインドのペアタイプをご提案しました。



縦型ブラインドのペアタイプは、タチカワブラインドにラインドレープ アンサンブルタイプという商品もあります。 ちなみに商品的な機構としては、ニチベイが特許取得しているとの事です。

何故、今回ニチベイの商品をおススメしたかといえば、レーススラットの動きがありました。

具体的には、ニチベイは構造上、常にドレープ(不透明)ルーバーとレースルーバーが接しており、隙間が生じにくいのに対し、タチカワは、回転の途中でルーバーをたたむとドレープ(不透明)ルーバーにレースルーバーが押され角度が変化し、再度ルーバーを引き出した際に隙間が生じる構造となっています。

風が吹いてレースがばらけた場合も、ニチベイ アルペジオ センターレースなら自然に元に戻る訳です。

大きなアドバンテージがニチベイ商品にはあるわけですが、Y様の求めているインテリアを自分なりに考えた時に、ニチベイの色柄がおススメできると思った事も事実です。

ちなみに、ボックスが無いから、上飾りが欲しいというご要望にお応えしたのが、



こちらの、オプションレールカバーです。 タチカワにも、ウォームシリーズというヘッドレールに木目のフィルムを貼ったものがありますが、形も丸みを帯びて存在感を持ちながら、スタイリッシュ感も出せたと思います。

フィルムカラーは、木目ダークでシックに。 御部屋全体のインテリアを考えての事です。

スラットを閉めた場合は、



スラットを開けた場合は、



開口が大きな窓をスタアイリッシュにコーディネイト出来たと思います。

今回、もうひとつの宿題を頂きました。 「縦型ブラインドのたたみ代何とかならないの?」

こちらは実は、かなりの難問でした。 W320cmの開口巾で、縦型ブラインド・ペアタイプのたたみ代を窓外に全て叩き出す場合、w426cmの仕上がりとなり、両サイド共50cmも大きく作らなければなりません。

困っていた私に、Y様は助け舟を出してくれました。 「カーテンと同じようにタッセルでしぼれば良いよ」





どうでしょう。 さほど、たたみ代が気にならなくなりました。

今回天井を高く見せるなら、スタイリッシュにコーディネートするなら縦型ブラインドだと再認識出来ました。

使用メカ ニチベイ アルペジオ センターレース A7748(ウォームグレイ)

タッセル TOSO  TC75 ブラウン&ベージュ 房かけ レジオス ダークマホガニー

1F ダイニング 廊下 縦型ブラインド・ペアタイプ

ダイニング、廊下にも、リビングと同じ縦型ブラインド・ペアタイプを付けました。

一間間口のダイニングは片開きで、ダイニングと続きの2間間口の廊下の窓には両開きでご用意致しました。



使用メカ ニチベイ アルペジオ センターレース A7748(ウォームグレイ)

タッセル TOSO  TC75 ブラウン&ベージュ 房かけ レジオス ダークマホガニー

1F 和室 プリーツスクリーン、ロールスクリーン

リビングの隣にある和室には、プリーツスクリーンとロールスクリーンをお付けしました。



プリーツスクリーンは、縦型ブラインドと同じニチベイのもなみ25という商品を付けました。



プリーツスクリーンの右側には、収納部の目隠しとして、プリーツスクリーンとコーディネイトした無地のロールスクリーンをお付けしました。

中間レールを中ほどにした場合は、



光を入れつつ、レースで昼間のプライバシーを守ります。

このように、中間レールを上まであげると、



ドレープのみになり、夜はプライバシーが守れます。

和室には、従来障子があった訳で、たたみ代が残るカーテンは似合いません。 このようなプリーツスクリーンのペアタイプがおススメです。

使用メカ: プリーツスクリーン ニチベイ もなみ25 ペアタイプ ワンチェーン式  M7047

ロールスクリーン ニチベイ ソフィー チェーン式 N7071

1F 寝室 縦型ブラインド・ペアタイプ、ロールスクリーン

1F 寝室には、リビング、ダイニング、廊下と同じ縦型ブラインド・ペアタイプとロールスクリーンを付けました。

生地の種類は、リビング、ダイニング、廊下と同じですが、色のみ濃い色にされ、シックにコーディネイトできたと思います。

床すれすれの横スリット窓のロールスクリーンの操作方法は、メタルグリップ式で。



プルコード式ですと、プルが床に転がってしまい危険です。 グリップ式ですと、その心配がありません。 今回はカッコ良く、メタルタイプのグリップをおススメしました。



寝室の対面にも同じ生地でロールスクリーンをお付けしました。

ちなみに何気ないコーディネイトですが、縦型ブラインドとロールスクリーンの生地を合わせています。



こちらはラフィーという名前の生地のヴィンテージブラウンという色になります。 深い色のインテリアにしっかり調和しています。 また、素材感も抜群の生地になります。

使用メカ: ニチベイ アルペジオ センターレース A7752

ニチベイ ソフィー N7077

1F 洗面脱衣 ロールスクリーン

1F 洗面脱衣にも、寝室と同じ生地、色も同じ、ロールスクリーンを付けました。



モダンでシックな洗面脱衣スペースをスタイリッシュにコーディネイト出来ました。

使用メカ: ニチベイ ニチベイ ソフィー チェーン式 N7077

2F 子供室① ドレープ&レースカーテン

2F 子供室には、女の子らしい生地をお選び頂きました。

白い無地にピンクのプリントを施したドレープカーテンを、レースは、裾がエンブロイダリーのタイプです。



レースをアイボリー系の一色にして、ピンクのプリント柄と綺麗にコーディネイト出来ました。

使用生地: ドレープカーテン 川島セルコン ME2224  レースカーテン サンゲツ EK8017

2F 子供室② ドレープ&レースカーテン

もうひとつの子供室も、違ったテイストでコーディネイトされました。 お子様が其々御自分でお好きな色柄を選ばれたとの事です。



色は、①の御部屋と同じピンク系ですが、無地に地模様があるタイプです。



レースは、ピンクのエンブロイダリータイプです。

無地のピンクにアイボリーのレースと違い、華やかなイメージになったと思います。

使用生地: ドレープカーテン サンゲツAC6121  レースカーテン 川島織物セルコンME2414

2F 廊下 ロールスクリーン

御子様の部屋がある2Fの廊下には、明るい色合いのロールスクリーンを選ばれました。



今回、殆どの箇所で木枠内入れでロールスクリーンを付けさせて頂きました。 こちらも収納の扉が開けるようにするためには仕方なかったのですが、ロールスクリーンの本体よりも生地が中に入ることによるプライバシーの保護に、何か良いものが無いかと考えさせられました。

使用メカ:ニチベイ ソフィー チェーン式 N7082(シャーベットブルー)

ゆうあいスタッフからのコメント



Y様、この度は本当にありがとうございます。

フランク・ロイド・ライトの建築を意識されたかのようなY様邸。 天井高さも260cmを超えるリビング、室内に石を貼るなど、モダンな造りでありました。

故にいわゆるカーテンは殆ど使わず、メカ物ばかりでコーディネイトされました。 スタイリッシュにカッコ良くコーディネイト出来たのではないでしょうか。

世の中には、いろいろなタイプの住宅があります。 其々の住宅に、其々に似合うウィンドウトリートメントがあります。

長野県でカーテンをお探しなら、知識とアイデアいっぱいの ゆうあい(松本店・諏訪店) まで御相談下さい。