長野県茅野市茅野町公共施設 防炎カーペット納品例
~公共施設は防炎品でなければいけません~
長野県茅野市・茅野駅近くにある公共施設に防炎カーペットを納品してきました
その地区の区長さんから連絡が入りました
「消防の検査があり、置き敷きのカーペットが防炎品ではないとの指摘を受けたとのこと」
防炎品のカタログを持って現地へお伺いして、採寸・品番を決めていただきました
面積は9m×12mの108㎡程の空間です
柱や扉があり干渉しないよう採寸します
採寸は慎重にさせていただきました
施工前の非防炎カーペット
花柄のグリーンカーペットが敷いてありました
4m巾のカーペットが3枚並べて敷いてありました
4m×9mが3枚敷いてあり、柱やファンヒーターのところはカッターで切り込みを入れてある状態でした
既存非防炎カーペット剥がし
↑既存のカーペットを剥がした状態です
フローリングの床が出てきましたが、カーペットを敷いていた為、とてもきれいです
両面テープで固定もされておらず、接着材の使用もありませんでした
掃除機
↑新しいカーペットを敷き込む前に掃除機をかけているところです
掃除が終わったところで新しいカーペットを敷き込みます
せっかく新しいカーペットですから掃除して綺麗にしてからがいいですよね
防炎カーペットを敷き込み
今回新しくした防炎カーペットの最大巾が3.64mの為、4枚並べました
↑扉が開く部分はカーペットが干渉してしまう為変形にカットしました
↑切り抜いた部分も納品してきました
扉を開ける時だけ外すようにしています
↑柱の部分も変形カットしています
柱の部分・変形くりぬき・変形・四方はすべてロック加工を施しております
今回は採寸した後、採寸をもとにメーカーさんにサイズ指定(変形)して、ロック加工してもらっています
それゆえに採寸がとても大事な作業になります
これだけ広いスペースに4分割でカーペットを置き敷すると、採寸時の誤差・メーカー製作時の誤差が生じます
そこを理解して頂いた上、ご注文していただいております
カーペットは通常メーカーさんから丸巻きの状態で梱包出荷されます
敷いた直後は丸巻きの状態で梱包されていたため波打っていますが数日たつと波打ちも解消されてきます
今回も敷いた直後の画像な為、波打っていますが、1週間後に確認に行ったところかなり解消されておりました
防炎シール
防炎品の証である防炎シールをカーペットの裏面に貼っております
防炎シールは日本防炎協会から発行されていて登録業者のみ発行されます
ゆうあい諏訪店・松本店は登録業者になっております
今回は4分割していますのでそれぞれに防炎シールを貼ってきました
切り抜きの変形部のカーペットにも防炎シールを貼ってきました
置き敷カーペットの場合は防炎シールを貼るのが通例です
タイルカーペットやカーペット直貼施工(接着材でしっかり固定)、グリーッパー施工(グリーッパーに引っ掛けてカーペットを固定)の場合は防炎シールではなく、防炎プレートを施します
サンゲツ工事用防炎カーペット
今回使用した防炎カーペットはサンゲツさんです
サンゲツさんといえば国内最大手の装色資材メーカーさんです
サンゲツロールカーペット 2017-2020の中からサンライムというカーペットを使用しています
サンライムLI-51番色です
サンライムは全21色展開です
↑サンライム カラーバリエーション
サンゲツサンライムの特徴
ナイロン100%のループタイプのカーペットです
防炎:日本防炎協会の防炎性能試験に合格したもの
制電:帯電防止加工を施した製品または、繊維自体に制電性能を有したもの
SGマーク:ソイルガードは撥水・撥油処理がしてあり、汚れにくいもの
SHマーク:ソイルハイド繊維の異形断面構造が光を反射、吸収、透過させ汚れが目立たないもの
防ダニ・抗菌:安全性・持続性に優れた防ダニ加工・抗菌加工を基布に施したもの
等の機能性も有しております
またサンゲツ工事用カーペットには耐久性の目安として3段階のランクがありますがサンライムは中歩行用に分類されています
中歩行用:通行量が中程度の場所で、応接間、ホテルの客室・レストランなどに適しております
中歩行用の他には、
通行量の少ない場所に適している軽歩行用は、居間・寝室・子供部屋等の一般家庭用のカーペットとして使われる事が多いです
通行量の多い場所に適している重歩行用は、学校施設・病院・銀行・オフィスなど業務用として使われる事が多いです
カーペットの素材やカーペットの密度・耐摩耗性のデータなどから総合的に判断しています(サンゲツさん基準)
適材適所に種類を選ばなくてはなりません