お部屋コーディネート施工例#373

長野県諏訪郡富士見町 K様邸施工例

~加工カーペットのシーミング~

この度リフォームをされ、リビングに敷くカーペットのオーダーをいただきました。

お母様はフローリングのペタペタする感じが苦手との事。
ご来店いただいた娘様は、フローリングは残しておきたいとのことでしたので
接着剤を使ってフローリングをつぶすカーペット工事ではなく、お部屋に合ったサイズのカーペットを作って敷き込むことにしました。

サンゲツのロールカーペット

今回お選び頂いたのは、サンゲツのサンライムというシリーズです。



ループタイプで、ナイロン100%。


ナイロンは摩擦や摩耗に強く速乾性も高いという性質を持っているので、遊び盛りのお子様がいらっしゃるリビングにぴったりです。


またナイロンは繊維形状を自由に作ることができるため、複合繊維や極細繊維などの自由が利きます。

単糸であるフィラメントにさまざまな物質を練り込んで、静電気をおさえたり、保温性を上げたりすることも可能なのです。


サンライムにも、帯電防止加工を施した製品や、繊維自体に制電性能を有した製品に付けられる「制電」のマークがついていますよ。

そのほかに、汚れにくい処理がしてあるソイルガード(撥水・撥油処理)、汚れを目立たなくさせるソイルハイド(繊維の異形断面構造で光を反射・吸収・透過させる)、

防ダニや抗菌、防炎機能も。


そして全21色という豊富なカラーの中からお選びいただいたのが、LI-51。

やさしいベージュにほんの少し光沢が入っていて、お部屋に温かみと適度なスタイリッシュさを与えてくれます。



カーペットの敷込み

近頃全国的な運賃の値上げにより、大きなカーペットをメーカーさんから直送するにはかなりお金がかかります。

そのためカーペットをチャーター便不要なサイズで3分割にして運び、現地で職人さんにシーミングしてもらうことにしました。


カーペットは巻いてあった時のクセがついていることがあります(写真でも端の方がくるっと持ち上がっています)

そのためシーミングする際少しでものびているように前日敷込みに伺いました。




シーミング

シーミングとは、カーペットを繋ぎ合わせることです。


まず、繋ぎ合わせるラインの糸を抜いてきれいにカットしていきます。(このカットを見込んで少し長めに発注してあります)




接合には、専用のシーミングテープという粘着剤のついたテープを使います。

このテープを、カーペットを繋ぐ部分の下に置きます。



そして専用のアイロンで、粘着材を溶かしながら少しずつ接合していきます。




シーミング完了

トゲトゲのついたローラーで接合した部分をゴロゴロすると・・



つなぎ目が目立たなくなります。

(つなぎ目の目立ちにくさは、カーペットの質感によっても違いがでます。)



シーミングしない箇所のロック加工

シーミングしない部分はすべてメーカーさんでロック加工していただきました。


棚の前などの凹凸も切り抜いてロック加工します。



ゆうあいスタッフからのコメント


加工カーペットは採寸がとにかく大事です。


1センチ未満の加工が難しいので基点を決め、そこから実寸を元に足したり引いたり。


左右前後の整合性が合っているかも確認して発注します。


K様、ご家族の皆様、この度はありがとうございました。


ご予算などもお伝えいただいたので、とてもやりやすかったです。


すばらしい自然に囲まれた、静かで気持ちの良い環境での新生活楽しみですね。