長野県茅野市北山 I様山荘 施工例
~輸入クロス施工~
施工完了
蓼科の別荘地内の山荘でのクロス工事です。
建てられてから、30年近くを経ている山荘です。
この山荘を建設した会社と担当者が、オーナー様と共に長きにわたり手を入れ続けている建物です。
色々とリフォームをされているのですが、今回は洋室のクロス貼替えです。
施工前
大きなバラがプリントされた壁紙です。
とても華やかな、可愛らしいお部屋に仕上げてありました。
この既存の壁紙も、海外輸入の製品です。
日本で主流のビニールクロスとは、規格が違い、材質の紙も国産のクロスとは違っている為、当時も施工には苦労したとのお話をお聞きしました。
施工
国産のビニールクロスのリフォームですと、既存のクロスは剥がすのですが、今回は剥がさずに下処理をしてその上から貼ります。
既存面がフラットで、紙の材料な事。
クロスの下、下地がコンパネの為、なかなか剥がれない事。
上記の様な状況より、建設会社の担当/クロスの職人の見識等、総合的に判断しました。
下地処理は、主に既存のクロスが割れている部分で行います。
下地材のコンパネの繋ぎ目部分が、長年にわたる状況の変化等で動いてしまい表面のクロスが割れてしまいます。
まずは新たにネジで動きを抑え込みます。
それでも残ってしまう、つなぎ目の溝やネジの跡などをパテで埋めて均していきます。
国産のビニールクロスの規格は、92cm程度の巾で、1反当たり50m程度が主流です。
今回使用した輸入のクロスは、53cm巾/1反は10m。
細かくジョイントして行く事となります。
さらに、柄リピートは64cm。
53cm巾の材料を横に並べて貼る際には、当然柄を合わせます。
その為、1反の中で使用出来る数量は限られます。
のりを含んで伸びているクロスは、乾くと少し縮みます。
その辺りも考慮して柄を合わせながら貼ります。
職人の技術と経験が必要な作業です。
クロスの職人なら、誰でもがキレイに仕上げられるものではないです。
材料
何と言ってもこの材料!
今回のリフォームは、この材料がメイン。
オーナー様からの指定の材料。
日本国内では、ウィリアム・モリスなどの生地も輸入している、マナトレーディングが輸入元となります。
材料の決定、発注から手元に届くまで、2週間程度を要しました。
クロス職人や、付随の工事の段取りが決まっている中、キチンと間に合うか、ハラハラしました。
ベルギーからの輸入です。
KHROMA Collection
Sauvage CAB304