お部屋コーディネート施工例#598

長野県塩尻市 S様邸施工例

~玄関階段の寒さ対策 変形カーテン施工~

 

S様邸は、数年前にリビング階段の寒さ対策で施工させて頂いたS様(息子様)の御実家です。

今回息子様のご紹介で、玄関階段の寒さ対策に変形のカーテンを施工させて頂きました。

現場の状況



玄関入ってすぐにこのような階段がありました。 ご紹介頂いたS様(息子様)邸を同じように施工させて頂きましたが、息子様の家はご新築で比較的断熱効果の高かったので、リビング階段に変形カーテンを施工させて頂いて効果があったとの事。

S様邸ではありませんが、ほぼ同じ時期に施工させて頂いたリビング階段の施工例もご覧ください。

暖められた空気は基本的に上に上がっていきます。 それを抑える方法としては、ロールスクリーンもあります。 ロールスクリーンで間仕切る方法 もご覧ください。 ロールスクリーンは今回のような変形の階段には不向きだと思います。 故に今回は変形カーテンをお勧めしました。

ただ、今回は階段のある場所が玄関近くであるという事と、お家が築30年以上の家で断熱効果の低い住宅だったので、同じようにやったとして同様な効果は得られないかもしれないとお話ししました。 玄関には別にカーテンを設置するから大丈夫と、ご了解を頂いて施工させて頂きました。

カーテンレール施工



コーナー部分はレールを二分割にしました。

これは、正面の出入り部分のみ開け閉めするとの事からです。

ここで問題発生。レールのビスを打つ位置に下地がありませんでした。

アンカーという方法もありますが、将来的にはビスが緩んできて最終的にはレールが落ちてしまう可能性があります。 故に、基本的にアンカー施工はお勧めできません。



今回は取付補助金具を木部に打ち、レールを持ち上げて付けています。 結果、二本のレールの高さを合わせています。

今回はTOSOの取付補助金具を使用しましたが、TOSOというレールメーカーは補助金具が充実しています。

補助金具自体の厚みもしっかりあり、信頼できる部材です。



今回使用した取付補助金具は、TOSO T字補助金具 小 のウォームホワイト色になります。 状況によって、NTブラケットプレートとT字補助金具 大を使用して取付しています。

リフォームの時は色々な状況がありますので、現場に合わせて施工するために重要なアイテムです。

変形カーテン



正面からみて左側は階段がありますので、斜めにカットしています。

正面から見ると、このようです。



斜めのカットは正面からはわかりません。

階段上からカーテンの裏側はこのようになります。



カーテンレールは階段内側に付けていますので、カーテンのフックは階段側でつまんでいます。 生地の折り返しは通常の生地の裏側に折り返しています。

エリート用カーテンストッパー



間仕切りのカーテンレールにお勧めはTOSO エリートレール用カーテンストッパーです。

写真のようにマグネットランナーの後ろに持ち出しのマグネットを付け、カーテンレールに持ち出しのマグネット受けを付けます。

持ち出しマグネット受けはカーテンの畳みしろの大きさに合わせて両面テープで位置を決めればOKです。



カーテンストッパーのメリットは、タッセルのように束ねなくて良い事に尽きると思います。 さっと開けて出る・・・ベランダ窓にカーテンを付ける時などもお勧めです。

今回は表からみて右側に畳みしろを持ってきました。 手すりにつかまれる事を考慮しています。

玄関階段の寒さ対策用カーテン 完成写真



裾も床に擦る位に仕上げて、隙間風の入り込みを極力抑えています。

2枚のカーテンを分けて付けていますが、2枚のカーテンの隙間もほとんどありませんので、2枚分けもお勧めできます。

ゆうあいスタッフからのコメント

S様 この度はありがとうございます。

暖かい空気は上がっていきますので、その熱の上昇は今回のカーテンで抑えられると思います。

何かあれば何なりとお申し付けください。 今後ともよろしくお願いいたします。