お部屋コーディネート施工例#679

長野県北安曇郡白馬村 K様邸 新築カーテン工事

~開放感ある掃き出し窓に、彩り豊かなカーテン・メカ物コーディネート~

「日本のスイス」と形容され、ウィンタースポーツが盛んな白馬村。

日本三大アルプスの一角「北アルプス」を成す白馬連峰の麓に、K様は素晴らしいご自宅をご新築されました。

住宅地ではなかなか実現しづらい、開放感ある大きな窓が多数あるK様邸。

機能性も損なわず、リゾート感ある素敵なインテリアになるよう、K様と綿密に打ち合わせを重ねながら仕上げたコーディネートをご紹介していきます。

1F LD

約6帖の土間があるLDは、土間も含めてその広さ約22帖。

広々としたLDを更に広く感じさせているのは、西面に1間半の掃き出し窓×2か所、南面に1間の掃き出し窓×2か所があるところが大きいでしょう(しかも全てH220cmのハイサッシです!)。

住宅密度が高い市街地ではなかなか実現しづらいのが実情ですが、そこはさすが白馬村、周辺環境を意識しすぎることがなく、K様邸は大開口の掃き出し窓をふんだんに配置しております。

この開放感豊かな窓はカーテンスタイルにてコーディネート致しました。

生地はレースカーテンのみで、スミノエのデザインライフシリーズより「イハナ」という柄をお選びいただきました。



フィンランド語で「可愛い・素敵な」を意味するイハナは、その名の通り可愛らしい植物モチーフの柄が一面に広がります。



カーテンレールは昨年新発売されたトーソーの「モノ16」のブラックを取付いたしました。

余分な装飾を一切排除したシンプルなアイアンレールが、カーテンの柄を活かしつつもしっかりと主張をしてくれます。



ちなみに今回の工事後、西面のみドレープカーテンを追加注文いただき、K様からカーテンを掛けたお写真を頂戴いたしました。

こうしたスタイルを選んだ背景には、南面は林で西面のみ住宅がある立地のため、できるだけ開放感を出したいという意向があり、このようなスタイルとなりました



カーテンだけではなくクッションも共柄を選ぶことで、コーディネートの統一感がさらに底上げされますね。

1F 土間・玄関収納

取付にお伺いした際は土間にブランケットが敷かれて、簡易的なキャンプ風コーディネートになっていました。

ペレットストーブの淡い炎の揺らめきと温もりを間近に感じられて、意外と盲点ですが新しい土間の活用方法かもしれないですね(笑)

土間の掃き出し窓にはトーソーのバーチカルブラインド「デュアル」を取付いたしました。



ルーバーは「ルノプレーン:ダークグレー」をチョイス。写真では隠れていますが土間と同系色の物で揃えるようコーディネートしています。



取付は窓枠内に納める「枠内付け」で施工しました。こうすることで10cm巾のルーバーは窓から飛び出ることなく、一層スッキリとした見た目にコーディネートすることができます。

また土間から続く玄関収納と小窓にも、同じ生地でロールスクリーンを取付いたしました。



可動棚や小窓の目隠しにはロールスクリーンが最適ですね。

必要な時以外はコンパクトに巻き上げておけるので、カーテンのような溜まりを避けたい方にはお勧めです。

2F フリースペース

2階にはフリースペースがあり、こちらも約1間の掃き出し窓が3つ並ぶ開放感ある空間です。

こちらもそれぞれの窓面に合わせて異なるアイテムを合わせてコーディネート致しました。

まずは西面で、こちらはロールスクリーンにてコーディネート、TOSOのロールスクリーン「ルノファブ遮光」からダークブラウンを選んでいただいております。



昼間は大開口の窓からサンサンと日差しを感じることができ、夕方以降はスクリーン生地を下ろしてしっかりと視線をシャットアウトできますね。

こちらのフリースペースはリモートワークにも使われるとのことなので、背景の目隠し的な用途にもロールスクリーンはマッチします。



続いて南面は1階同様レース生地で、西面のフラットなロールスクリーンに合わせてシェードスタイルにてコーディネート。

生地は弊社オリジナル生地で「高遮熱・高UVカット・遮像効果」の三拍子が揃った高機能レース「コモドNL」をお選びいただいております。

1階の華やかな柄物のカーテンスタイルとは好対照で、ソリッドな無地かつヒダの出ないスタイルが印象的です。



シェードは生地をたくし上げた際のたっぷりとした「畳みしろ」も醍醐味ですが、丈が長いと畳みしろが窓を隠してしまうのも難点です。

今回はK様とお姉さまからの強い意向で、畳みしろを窓の上に逃がすよう高めの位置に取り付けています。

さらに「畳みしろが窓枠から1cm程度垂れるようにしたい」というご希望もあり、仕上がり高さと畳みしろ寸法を計算して、限りなくご希望に近い仕上がりにて納品いたしました。

安全に取り付けができる下地環境と、専門知識を持ってなせるコーディネートになります。

2F 寝室①

K様の寝室も個性的なコーディネートで、メインの窓を「フロントレース・バックロールスクリーン」スタイルにてコーディネート致しました。



一般的にはドレープ生地が部屋内で、レース生地を部屋外(窓側)に配置することが多いですが、あえてそれを逆転させた「フロントレーススタイル」というコーディネートになります。



柔らかくしなやか印象のあるレース生地が前面に出てくるので、お部屋の印象も柔らかくフェミニンになりますね。

レース生地はスミノエの「U-Life」より”U-9365”をチョイス。



ムラの強いリネンのような生地は透け感があり、開口の広いK様の寝室に更なる広がりと奥行きを感じさせてくれます。



枠内に配置したロールスクリーンはフリースペースと同じTOSOの「ルノファブ遮光:ダークブラウン」をお選びいただきました。フロントレーススタイルで、バックに配置する生地は濃色の方がレースが映えるため、今回お選びいただいたダークブラウンは背景色としてもピッタリです。

ざっくり織られた生地ですが遮光性能も十分あり、光や外気をしっかりシャットアウトします。



寝室入り口のすぐ横にはウォークインクローゼットがあり、ここの目隠しにもロールスクリーンを活用しています。

一般的にH開口が大きい箇所の場合ロールスクリーンはチェーン式をオススメするのですが、チェーンがぶら下がるのが好みではないとのことでオプションの「プルグリップセット」にてお納めいたしました。



ロールスクリーンの操作方法の一種「プルコード式」のコードをハンドルにすることで、より直感的な操作が可能になります。

ただし「プルコード式」はコードを引っ張ると自動で巻き上げをするため、プルグリップセット指定で高い場所へ取付した際は、巻き上げ後にハンドルに手が届かなくなってしまう場合もございます。

K様には上記のリスクをきちんと説明を行い、ご了承のもと取付をさせていただいております。

2F 寝室②

K様のお姉さまの寝室には趣向を変えて、調光ロールスクリーンを取付いたしました。

これまで紹介してきたスタイルとは異なり、シャープでスタイリッシュな印象ですね。



通常のロールスクリーンとは異なり前後2枚のボーダー生地をずらすことで、調光・プライバシー保護性能に優れるのが「調光ロールスクリーン」です。



ヘッドボックスはソリッドなホワイトにて。

付ける前は窓の開口を狭めてしまうことを心配されていましたが、付けると開口は意外と気にならない上に、K様邸の窓枠やサッシがホワイトだったので自然となじんでくれました。

ゆうあいスタッフからのコメント



K様、この度は施工例にご協力いただき誠にありがとうございます。

自然豊かな白馬村で、開放感あふれるご新居での生活がスタートされますね。

太陽の日差しをいっぱいに取り入れてくれるレースは、お部屋の雰囲気もとても柔らかく見せてくれます。

ペレットストーブや木のぬくもりに溢れたご新居での生活が、素晴らしいものになることを祈っております。

この度は誠にありがとうございました。