お部屋コーディネート施工例#702

長野県 塩尻市 M様邸 カーテン工事

~リフォーム後の窓辺をカーテンで彩る~

ご自宅をほぼフルリフォームされたM様。

昔ながらの間取りを大きく変えて広い空間にされたり、壁紙を変えて明るい空間にされたり、かなり大掛かりなリフォームがされていました。

古い建築ゆえに、一般的なカーテンの取付ができないヶ所も・・・

限られたご予算の中、気持ちの良いカーテンで新生活を楽しんでいただくために、様々なご提案をさせていただきました。

1F LDK

M様邸のLDKはとても広々とした空間です。

それもそのはず、リフォーム前は6帖間・8帖間・広縁だったところを大掛かりにリフォームされ、LDKという一つの空間にされたからです。

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昨今はあまり見かけられなくなった光景ですが、冠婚葬祭など親族を自宅に招く際は隣り合う6帖間と8帖間を仕切る襖を外し、大きな一部屋として使用することなどがございました。

しかし現在は結婚式もお葬式もご自宅で行われる方が少なくなり、そもそもそういったシチュエーションを前提にしていない設計の家が多いです。

二部屋の内どちらかは生活空間になるものの、もう一方の部屋は使い道がなく、物置代わりになってしまうこともあるのだそう。

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そこで、もともと仕切られていた二部屋+広縁を完全に一つの空間に再構築し、開放感あるLDKへとリフォームするスタイルの人気が非常に上がっています。構造上の問題で柱は室内に残ってしまうのですが、表情豊かな壁紙を貼ることによって、インテリアの一部として見せることが可能です。



前置きが長くなりましたが、M様邸もそういったリフォームをされたことで、リフォーム前とはガラリと様変わりされたようです。



もと広縁にあった窓は一方が一間半でもう一方は二間、外はお庭になっており、お洗濯などを干すために外へのアクセスの多い窓でもあります。そこで実用性と部屋内の雰囲気を考慮し、ベーシックなカーテンスタイルにてコーディネート致しました。



開口の大きな窓をカーテンスタイルにすることで、ブラインドのような製品に比べて屋内外への出入りをしやすくしております(ウッドデッキのあるリビングなどにもオススメですね!)。

また窓から射しこむ強い日差しはレースカーテンが緩和し、夏・冬の激しい温度差はドレープカーテンが断熱することで室内の環境を快適に保たせてくれるという、オーソドックスかつ強固な布陣となります。

今回M様が選ばれたカーテン生地はコチラ!

ドレープカーテン「ネオBR(当店オリジナル生地)」



波模様がいくつも重なり合うような、マルチカラーで幾何学模様のカーテンです。

ただしお色はブラウンやモスグリーンを基調としたダーク系なので賑やかな印象はなく、M様邸のウォールナットやダークマホガニー主体の室内にすんなり溶け込んでいますね。二間+一間半の大開口一面に広がると、まるで絵画のような存在感になる素敵なカーテンです。

また2級の遮光機能が付く遮光カーテンなので、真っ暗にならない程度に光をカットできます。



レースカーテン「TD9032IV(当店オリジナル生地)」



レース生地はドレープ生地に合わせて、波模様が浮かぶものをお選びいただきました。

ドレープカーテンとレースカーテンを同時に見ることはさほど多くないため、レースカーテンの柄選びは自由にしても良いと思うのが私の考えですが、やはり同系統の柄で揃えるのは非常になじみが良いですね!

大開口の窓辺が寂しくならず、昼も夜も優雅な波模様が彩る空間づくりをすることができました。

2F ホール

シックなカラーリングだった1階から2階に上がると、空と雲がプリントされた壁紙がホール一面に貼られていて、そこはさながら、階段を上り空の上にたどり着いたかのようです。

さらにこちらの壁紙には蓄光塗料を含んだ星模様が散りばめられており、昼間は青空と雲、夜は蓄光塗料が放つ淡く優しい星模様の光が一面に広がるギミックが隠されています。夜になるとプラネタリウムにいるような気持になりそうですね。

このホールも大掛かりにリフォームされているらしく、リフォーム前の面影を残すのは一間半の大きめな腰高窓のみです。こちらの窓も幅・高さ共に大きいため、ホールがとても広く明るく感じられます。

M様邸の窓の多くは内窓も追加されているため断熱性能は大幅にアップしていますが、やはりそれだけでは万全とは言えません。特にホールは生活空間から離れていることが多いため、窓からは「夏は熱く、冬は冷たい」空気が流れ込みやすいのです。



こちらもカーテンスタイルにすることで空気の流れをシャットアウトし、遊び心のあるカーテン選びをすることでより楽しい空間づくりができるようご提案致しました。

・ドレープカーテン「ニコルIV(当店オリジナル)」



1階のドレープカーテンとは打って変わり、こちらは光を透過させる非遮光カーテンをチョイスしました。

ホールが明るい空間に感じるのは窓から射しこむ光量が多いため。遮光等級の高いカーテンは断熱機能は高いものの、日中や朝方は暗く重い空間になってしまうため適していないのではないかと考えました。

遮光・非遮光の選択は空間の印象を大きく変えるため、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしたうえで、明るい空間づくりを優先することと致しました。



今回お選びいただいた「ニコル」という生地はシンプルな無地で、カラーバリエーションも多く、様々なシチュエーションで使いやすい生地です。

パステル系のカラーリングが主体なので、お子様のお部屋などにもオススメです。



・レースカーテン「イーズレースTD9547IV(当店オリジナル)」



レース生地はホールの壁紙に合わせて、雲の模様が浮かぶレースカーテンをお勧めしてお選びいただきました。模様部分がふわふわしたモール状になっているので、窓辺に本物の雲が浮かんでいるようですね。

採寸時に壁紙を見た時から頭の中でこちらのレース生地をお勧めしたいと考えていて、「壁紙と相性いいですね!」と仕上がりを喜んでいただけた時はホっとしました。

2F 寝室

M様邸は築年数が古いので、昔ながらの設計が様々なところに見受けられます。

ホールの窓と同様に寝室の窓も一間半の巾があり、更に奥行きのある「出窓」は最近の建築だとあまり見かけない仕様ですね。

窓装飾は使い勝手・コストの両立を目指すためカーテンがオススメなのですが、窓の真横にクローゼットの折れ戸があるためカーテンレールを設置すると折れ戸が明けられない状態になってしまうことに・・

こんな時こそカーテン屋の力です。



窓とクローゼットの間に約5cmほどの空間があることを確認。



この空間を活かしてドレープカーテンは外付け、レースカーテンは内付けにしています。



ドレープ生地も窓枠に納める方法もございますが、窓枠とドレープ生地の隙間から漏れる光を忌避される方がいらっしゃいます。そこで今回は別個での施工となりました。

カーテンを固定する金具(ブラケット)は様々な形状のものが展開されており、施工する箇所の状況やお客様からのご要望に合わせて、適宜使い分けるようにしています。



そして寝室で選ばれたカーテン生地はコチラ

・ドレープカーテン「シオンRO(当店オリジナル)」



淡いピンク系でやや光沢のある生地、一面に広がるアジサイのような花柄が印象的な人気生地です。

ラウンドベースの柄ですので「かわいらしさ・ポップさ」といった雰囲気を出したいときはピッタリですね。



・レースカーテン「AL-1019PI(当店オリジナル)」



レース生地はドレープカーテンの色に合わせてピンク系の物をチョイス。

当店に展示されているレース生地の中では複数色を選べるシリーズなので、ドレープカーテンとお色を合わせる方にオススメのレース生地です。


2F 洋室

洋室も寝室と全く同じ配置なので、カーテンの設置は同じくレールを別々に分ける方法を取りました。

カーテンは違うものを選んでいただいたので、雰囲気の違いを比較できそうです。

・ドレープカーテン「バリⅡBL(当店オリジナル)」



ざっくり織りの生地でお色は人気色のネイビー!



ダーク系の建具と相まって、お部屋が引き締まったシックな印象になりますね。

可愛らしさを表していた寝室とは好対照かと思います。

・レースカーテン「AL-1019BL(当店オリジナル)」



寝室同様こちらもレースカーテンのお色をドレープカーテンと揃えております。

ドレープカーテンとお色をそろえると、お部屋の統一感がグッと上がるのでお洒落さも一気に増しますね。

ゆうあいスタッフからのコメント



M様、施工例にご協力いただき誠にありがとうございます。

店舗でのカーテン生地選びのスピード感、思わず驚いてしまいました(笑)

ですが第一印象で選んだものが最も良いと言われるように、M様が選ばれたカーテンは全てご自宅の雰囲気にとてもマッチしておられました!

リフォーム後の一新されたご自宅で、素敵な日々を過ごされることを願っております。

この度は誠にありがとうございました。