こんにちは、縫製所の遠藤です。この数日で本当に寒くなりましたね。もうすっかり真冬陽気ですね。こちらは一昨日のゆうあい前写真ですが、このように長野県の茅野市でもうっすらと雪がつもっています。今年の冬も大雪になるのでしょうかね?
今日は、製作工程でハトメカーテンを紹介します。ハトメカーテンとは生地にポールを通す穴を開けて生地がほつれないように金具を打ち付けてあるカーテンです。穴は両耳を同じ方向に向ける為に必ず偶数個に開けます。カーテンの巾レールに対して大体1.3倍~1.8倍程の大きさでつくります。
カーテン本体の製作としては普通のカーテンと同じ用に上部に芯地を入れて縫いつけ、裾を10cmWの折り返しで縫ってウエイトを入れて両耳を縫います。山つまみをしないだけで製作工程はここまでは一緒です。ここから上部にハトメ穴を開けていきます。
こちらが長野県茅野市にあるゆうあい縫製所にあるハトメを付ける工具です。
まず出来上がったカーテン上部にハトメ穴を開けるしるしをつけていきます。大体基本140cm巾に対して8個のハトメが付けられています。なので、ハトメとハトメの間の間隔は10cm~13cm程になります。ゆうあい縫製所では一定間隔で開けず、ハトメカーテンが掛けられた時にウェーブの谷側(壁側になる方)の間を若干狭く作り壁に当りずらくなるようにしています。
こちらの写真の右側が生地の穴あけ用金具で、左側がハトメを取り付ける為の金具になります。
印をつけた箇所を目安に器具のレバーを引き下ろすと生地に穴があきます。このように完全に穴を開けてしまうので、失敗をしてしまうと、取り返しがつきません。・・・本当にここで間違えてしまうと、一からカーテンの作り直しになってしまいます。
穴を開けたら今度はハトメ金具をとりつけます。生地をはさむように金具をつけて、器具のレバーを引いて金具をまげて固定させます。この作業、結構力がいります。まぁ、金属を曲げているので当たり前ですがね。
こちらがハトメ金具になります。右が生地の表側、左が生地の裏側から着け、右側の金具の出っ張った部分を曲げて裏側に取り付けた金具をはさみこむことで固定しています。こちらのハトメは外径が6cm内径が4cm。ゆうあい縫製所では在庫でシルバーとゴールドの2色をご用意できます。
こちらの写真のようにハトメスタイルは見た目がすっきりとしたカーテンになります。ひだの多さではなく見た目のすっきりさをお求めであれば、フラットカーテンやハトメカーテンを選ばれてはいかがでしょうか?写真右のように生地をボーダーで作ることもできます。
長野県諏訪地方にお住まいのカーテンをお探しの方は、ぜひ一度ゆうあいまでいらして下さい。ハトメカーテンなどのいつものカーテンとはちょっと違うものを選んでみませんか?