トリム付きカーテン縫製

縫製所の遠藤です。

連日、猛暑が続き会社では朝からエアコンをつけてしのでいます。犬のさくらもこの暑さでは外に出たがらず冷房の入った事務所でいつものんびりと寝ています。

さて、カーテンを作っていると不思議になことに、ある種のカーテン縫製依頼がかかると何故か連続して同じ依頼がかかることが時々あります。カーテンの仕様もですが、生地でも同じものが連続することもありますね。もちろん、お客様も違えば、営業担当者も違うのに・・不思議ですね。

今回のトリム付きカーテンもちょっと連続して縫製依頼があったので、簡単に縫製順序を紹介します。

トリムって、

こちらですね。生地のすそなどに縫い付ける刺繍の飾りです。大まかに幅の狭い仕様をトリム・幅の広い仕様をマクラメという言い方をします。最初から刺繍のある生地もありますが、これらは生地に後付けできるので、選べる生地のはばが広がります。

取り付けるのは普通のカーテンやスタイルカーテン・カフェカーテン・シェードなど色々です。

縫製の流れとしては、

まず、メローロックミシンでトリムを縫い付ける本体生地の裾をほつれない様に縫います。ゆうあい縫製所ではメローロックで縫っていますが、縫製所によって普通のロックミシンでのロック縫いであったり、折り返して縫うことでほつれない様にしてあったりと様々ですが、要は生地を切りっぱなしにせずほつれない様にします。

次にトリムやマクラメと本体生地とを合体させます。ほとんどのトリムには縫いわせるための直線状の刺繍部分があるので、裾柄刺繍部分に生地が出すぎ無い様な位置で本縫いミシンで縫っていきます。これでトリム取り付けが完了します。・・このようにトリム取り付けには必ず2回は縫う工程が必要になります。

トリムを縫い付けたあとは、カーテンの丈をカットして縫製を進めていきます。

縫製依頼の中にはもともと使っているカーテンのトリムを再利用したいなどの注文もありました。トリムの部分がまだ大丈夫(切れそうになっていたりしない)でしたら取り外しての縫製可能です。

簡単ながら、トリム付けの縫製順序の説明を致しました。このようにゆうあい縫製所でトリム取り付け可能ですので、レースカーテン・カフェカーテン・スタイルカーテンなどに取り付けてみてはいかがでしょうか?