ソフトプリーツのこと

例年だとこちらの諏訪地方はお盆を過ぎた辺りから朝晩が肌寒いくらいの気温になって来るのですが、お盆を過ぎても暖かい日が続き、最近やっと気温が下がってきたなぁと思っていたら、今日は夜になっても気温が高めですね。

こんにちは、縫製所の遠藤です。

今日はまた久しぶりに縫製機械の紹介に戻りたいと思います。

縫製機械の最終仕上げともいえる機械、ソフトプリーツの機械です。

何、この箱と思える外見ですが、この機械カーテンのプリーツ(ヒダ)をキレイに出すことの出来る機械なのです。

ソフトプリーツ・パーマネント・形状安定など呼び方は様々ですが、生地に高温熱風をかけることによりカーテンを掛けたときにきれいにヒダが出るようにくせづけます。

まず、カーテンをレールに引っ掛けてから裾をヒダ通りに固定。上下をピンっと張って上の写真のように機械の蓋をしめます。スタートするとセットした温度と時間まで熱風にて中が加熱します。

加熱が終わったらエアーガンで急速冷却することによりプリーツのくせがでるようにします。  髪の毛をセットするのと同じですね、暖めてから冷やすと、くせがつきやすいです。

ソフトプリーツを掛け終わった状態です。最初の状態の写真と比べるとかけた違いがわかると思います。生地によっては横に広がりやすいものもあるので、そのような生地のカーテンほどソフトプリーツをかけたほうが良いでしょう。

 

このソフトプリーツは大体のカーテンにかけることが出来ますが、生地の素材やカーテン巾によっては出来ない場合があります。また、このソフトプリーツはいわばアイロンでくせを付けたような簡易的なものなので、1~2回お洗濯をするとプリーツのくせが取れやすくなります。お洗濯をしても取れないしっかりとしたプリーツがほしい場合は形状記憶加工によるカーテンをおすすめします。