お部屋コーディネート施工例#433

長野県茅野市 H様邸施工例

~ふかし枠を使った内窓工事~

昨年、寝室の出窓に内窓を施工させていただいたH様。


暖かさと結露しない事に感動され、リビングの出窓とキッチン、洗面所の窓にも内窓をつけたいと連絡をいただきました。


施工前

採寸にお伺いしたところ、出窓は前回の寝室と同じサイズ・仕様で大丈夫そうでしたが、


キッチンと洗面所の窓に少々問題が。


内窓を施工する際、最低7㎝は窓枠の奥行が必要なのですが、6㎝しかありませんでした。


隙間なく枠に接している神棚も心配でしたが、こちらは問題ないとの事。



奥行き6㎝の窓には「ふかし枠」を使用して施工することにしました。


ふかし枠とは、文字通り枠を”ふかす”ことができるオプションです。


25㎜・40㎜・70㎜のサイズがあり、元の木枠の奥行寸法に合わせて選びます。


今回は25㎜を使用。元の木枠の奥行が6㎝あるので、8.5㎝の奥行ができることになります。


キッチンふかし枠・内窓施工

ふかし枠を施工するにあたりまず、タテ枠とヨコ枠のわずかな段差を埋める必要があります。



調整材を使って段差をなくします。



段差がなくなったところで、いよいよふかし枠をつけていきます。



ふかし枠完成


正面からみると、どこか変わったの?という感じですが、角度を変えて見ると


横から↓



内側から↓



枠が伸びているのがわかります。調整剤でタテとヨコの段差もきれいに整えられています。


ここにレール・ガラスをはめて完成です。ちょっとわかりにくいですがヨコから見た図。



洗面所も

before↓↓



after↓↓



違和感なく仕上がりました!


こちらも角度を変えて見ると、枠をふかしてあるのがわかりますね。



リビングの出窓

こちらは枠の奥行きが十分にありましたので、ふかし枠は不要でした。


前回の寝室の出窓と同じ手順で施工していきます。


before↓↓



after↓↓



前回同様、木枠ではなく窓の格子に合わせた色を選んだので、出窓の立体感を残しつつ内窓を取付けることができました。


使用したガラスは全て、Low-e複層ガラスの「断熱タイプ」


外からの冷気の遮断、暖房効率の向上に特化したタイプのガラスです。


こちらも先程のリンクの記事に詳しく書いていますのでご覧下さい。


ゆうあいスタッフからのコメント

H様、昨年の工事に引き続きありがとうございました。


おうちのいろいろな箇所をご自身で修繕されたり、いつもお話させて頂いていると


H様の丁寧な暮らしぶりがうかがえます。


内窓、寒がりの奥様にも喜んでいただけたとの事で嬉しいです。


施工例のご協力もありがとうございました。