お部屋コーディネート施工例#609

長野県松本市 A様邸施工例

~障子窓を遮光にする最良の方法とは~

 

A様は、昨年末ご自宅のカーテンのお取替え工事をさせて頂いた方です。 昨年の施工例もご覧ください。 3階建ての鉄骨作りで、素晴らしい住宅になります。

そのA様から、和室の障子窓を遮光にしたいから、実際のお部屋を見て欲しいとの事。 お孫さんがいらしてお昼寝するから、遮光性が高いものが必要。

当然現在の和室の意匠を壊さない事が前提の、ちょっぴり頭を使う仕事です。

冒頭の写真は東側の障子窓になりますが、幅270cm×高さ230cmの大きな窓。 北側にも幅270cm×高さ140cmの大きな障子窓がありました。

ちなみに、和室に何を付けたら良いか・・・お客様からよくご相談を頂きます。 和室に通常のカーテンも悪くはないです。





上の写真のように障子窓が入っていないガラスであり、広縁などの板の間だとカーテンは違和感がありません。

広縁はむしろ カーテンがお勧めですが、和室内の畳の部屋ですと、やはり違和感があります。それは、カーテンのドレッシーさが和の空間に合わないという事とカーテンを開けた時、両側にカーテンの畳みしろが残る事が大きいと思います。

そんな訳で、最近は両脇にカーテンのような畳みしろが出ないプリーツスクリーンが良く出ています。



こちらは今はとてもポピュラーなスタイルになりました。

ただ、今回の障子窓を遮光にするというお題には、必ずしもお勧めできません。



遮光にするためには、遮光の生地にしなければなりません。 遮光1級の生地もありますが、決定的にダメなのは、上の写真のように昇降コードを通してある穴が開くことです。

この穴が無いプリーツスクリーンも立川ブラインドにはあります。



フィーユという商品になります。 価格は通常タイプに比べるとかなりお高くなります。

上記の立川ブラインド フィーユも決して悪くはないのですが、今回はお勧めしませんでした。 それはデザイン面では障子の格子と重なってあまり綺麗ではないという事と、決定的にダメなのは仕上がり幅の最大が200cmまでという事です。

2台分割では真ん中が空いてしまい、遮光性が損なわれます。

そんな事をA様にお話ししながら、幅270cmで出来るメカものをいくつかご紹介しました。 A様のリビングダイニングでも付けさせて頂いたプレーンシェードは1台で幅270cmで作る事が可能です。



ただ、こちらも畳しろが上部に出てしまうことや、ドレッシーな雰囲気が和室には合わないという事で、お勧めしませんでした。

結局、お勧めしたのがロールスクリーンになります。

たかがロールスクリーン、されどロールスクリーン。 ロールスクリーンも色々なオプションが選べて、進化しているのです。

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今回のお勧め:カバー付きロールスクリーン

今回は、ニチベイのロールスクリーン ソフィーのカバータイプをお勧めしました。

ニチベイ ソフィーカバータイプ チェーン式 ラフィー遮光 N9191ダークグリーン




何故ニチベイをお勧めしたかといえば、カバータイプのラインナップの質が良いからです。



いかがでしょう。 ロールスクリーンのカバーは今回、木目ミディアム(M)でお付けしていますが、壁の木部と間違える位 同化していると思います。

ニチベイのロールスクリーン ソフィー カバータイプは金属性でしっかりしており、表面は木目タイプはプリントで美しく仕上がっています。



また、生地を上げ切った時はウェイトバーカバーの中に納まってしまいますのでよりスッキリします。 また、カバーと同色のウェイトバーが無料(標準)で付くという素晴らしさです。

また、お掃除も手軽です。 カバーの上部を拭くだけで完結します。



今回、生地は、新商品のラフィー遮光のシリーズからダークグリーン色(N9191)をお選び頂きました。

ニチベイ ソフィー ラフィー遮光は、ヴィンテージ感もあり、最近のトレンドの住宅にも和室にも合う生地です。 価格も同社のDランク商品でお値打ちです。

そして、更に仕上がり幅が270cmまで対応できますので、隙間が空きません。



W270cm×H230cmのガラス障子窓が一枚の生地で覆う事ができました。

遮光の度合いも一番暗くなる1級品ですので、お孫さんが安心してお昼寝ができます。 A様にも大変喜んで頂けました。

ニチベイ ソフィーカバータイプ チェーン式 ラフィー遮光 N9191ダークグリーン 部品色 木目ミディアム(M)

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ロールスクリーン カバータイプ 他社比較

最後にロールスクリーン カバータイプ 各社比較をご覧ください。

「ニチベイ ロールスクリーン ソフィー カバータイプ」



ニチベイ ソフィーの部品色は、ピュアナチュラル(P)、木目ミディアム(M)、木目ブラウン(C)、木目ダーク(D)、ホワイト(W)、ライトグレイ(G)、アンバー(A)、ブラック(B)の8色からお選び頂けます。

部品色は、カバーもウェイトバーもチェーンもプルコードも同じ色で標準(無料)で統一できます。

仕上がり幅は最大270cmまで可能です。

「TOSO ロールスクリーン マイテック カバータイプ」

TOSOはマイテックデコラ(プルコード式)とマイテックループデコラ(チェーン式)のカバータイプを持っています。



こちらは、ホワイト、木目ライト、木目ダークの3色しかなく、ウェイトバーもホワイトとブラウンの単色2色しか選ぶことができません。

残念ながら、仕上がり幅も最大200cmまでしかできません。

「立川ブラインド カバータイプ⇒ラルクシールド??」

ちなみに、立川ブラインドのロールスクリーンにカバータイプは特にラインナップされていません。

ラルクシールドという名前の商品名のシールドがカバーの代わりになります。



プラスチック製のフレームにロールスクリーンと同じ生地を差し込んでいます。

質感は劣ってもお値打ちなカバータイプぽいもので良ければ、立川ブラインド ラルクシールドも悪くないかもしれません。

以上、ロールスクリーン カバータイプの各社の比較でした。 いろいろなケースでそれぞれのメーカーをお勧めしています。

ゆうあいスタッフからのコメント

A様、いつも大変お世話になっております。

今回はA様から「写真撮ってお客様に見せると商談に説得力がでるから是非」とお言葉を頂きました。

本当にありがとうございます。

A様と出会えたのは、A様の娘さんの家のカーテンを付けさせて頂いたからです。 ご縁は繋がっていきます。

ひとつひとつの仕事をおろそかにせず、良い仕事をしていきたいと再確認しました。

長野県で 和室・障子窓を遮光にしたいなら、ゆうあい(松本店・諏訪店)までご相談ください。