長野県塩尻市 H様邸施工例
~カーテンは付けたくありません。家中メカもので良いです~
H様は、弊社が大変お世話になっているハウスメーカーでご新築されました。
こちらのハウスメーカーは、木とアイアンをうまく使っておられ、洋テイストながら木の温かみを感じられる、おしゃれなハウスメーカーです。
今回のH様邸も和室が無く、当然和テイストは不要で、尚且つH様からタイトル通り「カーテンは付けたくありません。家中メカもので良いです」と打合せの一番初めにお伺いしました。
「シンプル is BEST 」という明確なコンセプトをお持ちで、色も白をメインカラーでいきたいといご希望もあり、「メカのカタチ」で楽しむインテリアになったと思います。
そんな、H様邸の「メカもの」コーディネイトをご紹介致します。
LD バーチカルブラインド・ペアタイプ
LDは、右側にW2520×H2020の引違い窓と左側にW1210×H1340のFIX窓が二つ並んでいました。 窓の上端はほぼ同じでした。
このような窓のお勧めコーディネイトは二つあると思います。
①右側にバーチカルブラインド・ペアタイプを、左側の二つの窓を一つの窓とみて、同じバーチカルブラインド・ペアタイプを1台で付ける方法。
②右側にバーチカルブラインド・ペアタイプを、左側は、同じ生地でロールスクリーン・ペアタイプを2台付ける方法です。
H様は、①のバーチカルブラインド・ペアタイプを二つ並べる方を選ばれました。
「バーチカルブラインドを両サイドに開け切った写真」
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こちらを選択されたのは、お部屋を広く見せる事ができるという事と、もう一つの理由があります。
それは、このLD上部の吹抜け窓とのバランスを取るためです。
左側の二つのW1210×H1340のFIX窓の上部の吹抜けに、同じ幅でH1540のFIX窓が二つあり、こちらは、ロールスクリーンをお勧めしました。
吹抜け窓のコーディネイトは、ロールスクリーンの他に、バーチカルブラインドもあります。
バーチカルブラインドは、ロールスクリーンと同様、埃が付きにくく、メンテナンス性を良いのですが、不要な時バーチカルブラインドを開けたとしても、ルーバーのたたみしろで窓を全開に出来ないのです。
ロールスクリーンは、上げるか下げるかの二択ですが、不要な時にスクリーンを巻き上げておけば、窓が全開でき、開放感が素晴らしいのです。
そして、バーチカルブラインドと同じ生地でロールスクリーンが作れましたので、統一感も出せたと思います。
操作性のこだわり
メカものは、それぞれ多彩な操作方法があります。
H様邸のLDのバーチカルブラインド・ペアタイプも吹抜けのロールスクリーンはどうでしょう。
「バーチカルブラインド 両側バトン操作」
バトンでルーバーの開閉と角度調整の両方が出来ます。 バトンで押していきながらルーバーを開閉でき、ループコード式に比べ素早い操作が可能です。
ループコードは長いコードが必要であり、コードにお小さいお子様が首などひっかかる心配もありますので、その点でもバトン式はお勧めです。
今回、両側バトン式を2台 ヘッドボックスを当てるようにお勧めして付けさせていただきましたが、このように付けた場合、2台のルーバーの間隔が空く事は注意しなければなりません。
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「ロールスクリーン 電動タイプ サイレント電動式 RF仕様」
吹抜け窓のロールスクリーンは、チェーンを長くして1Fで操作する方法もありますが、やはり電動式の操作性は軽快です。
写真は2chリモコンになりますが、左側の上下ボタンで左側窓を、右側の上下ボタンで右側窓を操作できるよう、あらかじめリモコンに本体登録をしています。
無指向性のRFタイプは、2Fからでも、リモコンをロールスクリーンの受光部に向けなくても操作が可能です。
LD・吹抜け窓 使用メカ
バーチカルブラインド:ニチベイ アルペジオセンターレース A9725(1341)両側バトン式
ロールスクリーン:ニチベイ ソフィー電動タイプ サイレント電動式 RF仕様 N9425
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キッチン~洗面窓 ロールスクリーン グリップ式2種類
キッチンの縦すべり出し窓には、ロールスクリーン ウォッシャブル生地をお付けしました。
こちらはメタルグリップ式で。
グリップ式はプルコード式と同じ中にスプリングが入っていますが、プルコード式とは違う良さがあります。
プルコード式は真ん中にコードが付くため、枠内天付で付けるとプルコードが邪魔をしてスクリーンが前に出てしまいます。 その点グリップ式はコードが無い為、今回のように枠内天付けでも生地が前に出ずまっすぐ下に降りるのです。
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洗面脱衣の窓には同じグリップ式でも、少し形が違います。
こちらは、チューブグリップ式になります。
グリップ部は半透明のプラスチック製になります。 プルグリップ式よりもよりシンプルです。 スクリーンを降ろし切った時、おさまりがとても綺麗です。
チューブグリップ式は、直にウェイトバーを掴む感覚ですので、目線の高さから腰くらいまでの高さの窓にお勧めです。
使用メカ
ロールスクリーン ニチベイ ソフィー N9425 プルグリップ式&チェーブグリップ式
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パントリー~玄関 ロールスクリーン チェーン式2種
キッチン隣のパントリーには逆巻き仕様のロールスクリーンをお付けしました。
正面から見た場合ロールスクリーンの筒の部分を隠す事ができ、スクリーンを上げ切った時もメカが下に垂れないので、見た目的にも機能的にも邪魔になりません。
操作はチェーン式です。 写真のように手前からも操作してスクリーンを上げ、パントリー内部からでもスクリーンを下げる事が可能です。
洗濯ラベル・防炎ラベルは裏側に付けて、手前からは見れないようにしています。
また、メカ本体を枠よりも5㎝以上 上げて付けて、スクリーンを上げ切った時、手前から見れないように配慮しています。
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玄関入ったところのシューズクロークには、ロールスクリーンを天井付けしました。
こちらには初めからロールスクリーンを設置する予定で、ブラインドボックスをハウスメーカーさんが用意してくれておりました。
スクリーンを上げ切ればボックス内に収まり、とてもスッキリです。
ロールスクリーン天井付けの良さは、間仕切りのような手前からでも裏側からでも操作可能な事です。
使用メカ
ロールスクリーン ニチベイ ソフィー チェーン式 N9425 逆巻き仕様+標準仕様
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寝室 カーテン+1窓にロールスクリーン2台付け
寝室のベランダ窓は当初、LDと同じバーチカルブラインド・ペアタイプがご希望でした。 タイトル通り、カーテンは使いたくなかったと思います。
しかし、ここは熟慮の上、白い遮光のドレープカーテンとメッシュ調のミラーレースで。
ただ、西側の横スリット窓には、1つの窓にドレープのロールスクリーンとレースのロールスクリーンの2台お付けしました。
勿論ダブルタイプのロールスクリーンもあります。
ただ、このダブルロールスクリーンは正面付けに向きません、 写真のように前幕のドレープ生地が壁から9㎝の位置で降りるため、両サイドが壁(枠内天付けが可能なら同じです)で無ければ、生地の巾を窓枠よりも10cm以上出さなければプライベートが守れません。 当然遮光性はほぼ期待できません。
それで、今回ご提案したのが、1つの窓に正面付けのドレープ生地のロールスクリーンと枠内にレース生地のロールスクリーンを付ける事でした。
価格はダブルロールスクリーンより少しお高くなりますが、ダブルロールスクリーンにように前にでっぱり過ぎたり、両側の巾が大き過ぎる事無く標準サイズで作る事が出来ます。
「ドレープスクリーンを上げ切った場合」
レースが欲しいというご希望も叶えた、1窓にロールスクリーン2台付けになりました。
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操作方法もこの窓は少し違います。
ドレープ生地のロールスクリーンはワンタッチチェーン式にて。
ワンタッチチェーン式は見た目はチェーン式ですが、スプリングユニットがロールスクリーンの筒内部に入っており、右側か左側のどちらかのチェーンでスクリーンを下げ、上げる時にはスプリングで自動で上がっていくものです。
今回、寝室のベッドの置き方をお聞きして、やはりドレープカーテン生地のロールスクリーンはベッドに乗らずに、ベッド横で操作出来るワンタッチチェーン式(チェーン式も同じ)をお勧めしました。
ドレープロールスクリーンの色はアクセントクロスのグレイ調に合わせたクールグレイを選ばれました。
スッキリとカッコよくコーディネイト出来たと思います。
使用メカ
ドレープロールスクリーン ニチベイ ソフィー N9430 ワンタッチチェーン式
レースローソン ニチベイ ソフィー N9241 チューブグリップ式
書斎 ウッドブラインド
書斎の小さな窓には、1台で調光とプライバシーの調整が可能なウッドブラインドをお勧めしました。
こちらもこだわりが。
ノーマンジャパンの桐ウッドブラインド オスモカラーになります。 こちらの特徴はなんといっても、スラットがしっかり閉まって遮光性が期待できるところです。
「スラットが少し開いている状態」
スラットとヘッドボックスに隙間があります。
「完全にスラットを閉めた状態」
スラットが上に上がり、ヘッドボックスの隙間がほぼ無くなりました。
スラットのオスモカラーは、植物性の塗料を使っており、害がないメリットと光沢感を抑えた色と質感がお勧めです。
使用メカ
ウッドブラインド ノーマンジャパン 桐ウッドブラインド オスモカラー No.1107アンティークオーク