長野県 上伊那郡 辰野町 M様邸 サンルーム工事
~観葉植物を寒さ・陽射しから守る傾斜窓ロールスクリーン~
のどかな山の麓にお住いのM様。
趣味は観葉植物を育てることで、広いサンルームの中には所狭しと観葉植物が並んでおりました。
激しい環境の変化に決して強くない観葉植物にとって、夏の強い日差しや冬の冷たい空気はまさに大敵。
大切な観葉植物たちを守るため、サンルームの天井全面を施工させていただきました。
~傾斜窓用ロールスクリーンとは~
一般的に、窓は床に対して垂直な面であることがほとんどですが、今回施工するサンルームをはじめ、一般家屋においても天井面に窓が設置されることがございます。
構造的には壁面の窓よりもはるかに多くの光を室内に取り入れられるため、室内を明るくしたり観葉植物に日光を与えるという面では効率の良い設計と言えますね。
その一方で夏場は強い日差しの入り口になり、冬は冷気が吹き下ろしやすいため、温度の影響がダイレクトに表れやすい設計とも言えます。
こういった窓の場合カーテンはもちろんの事、標準的なブラインドやロールスクリーンは生地が垂れ下がってしまうため、設置することは不可能となります。
そこで今回の施工を可能にするのがタチカワブラインドのロールスクリーン「ラルクシールド」の”ラルク傾斜窓”と呼ばれる仕様です。
”傾斜窓”仕様はタチカワブラインドのロールスクリーンとアルミブラインドに用意されている仕様で、製品の両端にワイヤーがあり、本体設置後ワイヤーにテンションをかけて生地が弛まないように設計されています。
取付が可能な角度はプルコード式で「0°~90°」と、幅広いシチュエーションに対応できる仕様となっております。
~ロールスクリーンの設置~
M様のサンルームにはもともと傾斜窓ロールスクリーンが設置されていました。
しかし20年近くの使用に伴い、テンションがかかっていなければならないワイヤーが傷んだり生地の汚れ・擦れが目立ってしまい、今回の総交換に踏み切られる運びとなりました。
ですのでまずは既存のスクリーンを外していきます。その数なんと12台!
予め観葉植物は避難していただいたのですが、動かせないものもあったので気を使いながら本体を外していきます。すべて外すだけで1時間以上かかっていました。
ここからは本体の設置です。
施工したい個所の上辺にロールスクリーン本体を、反対側には”傾斜窓”仕様のミソになる下部フレームを設置します。
下部フレームを設置したらワイヤー(↑写真の銀色の線)のテンションを強めます。
ゆるく締めると生地が弛んでしまうため、様子を見ながら調整いたします。
調整完了です!!
操作コードの途中にある白い部品はコードストッパーといいます。
ラルク傾斜窓は常時スプリングの力で生地を巻き取る力が働いているので、閉めた状態で固定するためコードストッパーを合わせて取付することが必須となります。
~施工完了!~
12台の取付・調整が完了しました!!
今までは破損して動かなかったロールスクリーンもあったそうで、M様が手や棒で生地を引っ張り出して、コードを棚や柱に引っ掛けて無理やり固定されていたとのこと。
全て開けるとご覧の通り、寒い冬でもサンルームの中は日が当たると暖かく、観葉植物たちも陽射しを喜んで受けられそうですね(撮影時は丁度曇ってしまったので想像になりますが・・・)。
今回M様には遮光生地「フォンセ」よりアイボリーをお選びいただきました。
ベーシックな無地の遮光生地で、アイボリーは遮光2級なので暗くなりすぎる心配もございません。