お部屋コーディネート施工例#140

長野県松本市I様邸 施工例

~自然と共生するインテリアコーディネート~

長野県松本市は、本当に良い街です。 松本城周辺の城下町としての街並み、上高地、美ケ原高原などの山々や女鳥羽川などの清流など。


自然と共生するこの街で、間近に山や河川を望む地に住宅を構えられたI様邸をご紹介致します。


I様邸のインテリアはいわゆるモダン系、ただ暖かみがあるのです。 モダンとナチュラルの両方のテイストを持たせることは難しいと思っておりましたが、カーテンを取り付けしながら、「方法はあるな」と実感しました。


1F リビング ~沢山のアイディアを盛り込んだインテリア~


①1F リビングの南面の掃き出し窓には、遮光2級のドレープカーテンとボイル地に可愛い刺繍が施してあるレースカーテンをお取り付けしました。 カーテンレールは、TOSO レガートプリモMセットをお勧めしました。



レースカーテンはここ数年、ミラーレースや遮熱レースなど機能性のものが多く出ています。 それは、厳しい日差しを遮りたいという思いや隣のお宅が近かったりでプライバシーを重視せざる負えない住宅事情によると思います。


I様邸は有る意味恵まれているのでしょう、周辺からのプライバシーに気を使うことなくレースカーテンをお選び頂けました。 刺繍とボイル地の優しさが伝わってきます。



②西面のダイニングスペースの縦すべりの窓には、リビング南面と同じ遮光の生地を使ったプレーンシェードを枠外に付け、枠内には同じく刺繍のボイル地のレースカーテンを付けました。 縦すべりの窓を活かすには、やはり上げ下げの操作ができるシェードが似合います。


ダブルシェードというメカ物もお勧めできますが、これはドレープもレースもシェードで上げ下げできるものです。 カッコは良いのですが、窓を開けていたとき、レースが風の影響受けやすいということがあります。 このシェード+枠内レースカーテンであれば、風が抜けやすく、またお洗濯の頻度が高いレースがフックを外すだけで手軽にできます。 また、コスト的にもお勧めできるスタイルです。



③リビングの西面の横スリット窓にはロールスクリーンを付けました。 スリット窓の下には壁にかけるテレビが付くとの事でした。


ダブルシェードというご提案もできましたが、東に見える素敵な風景を遮ってしまう事と、テレビを見る時に東から射し込む午前中の日差しのみ遮れば良いということで「レースは不要では?」とお問いかけして決めて頂けました。


お色は、リビングダイニングのドレープとコーディネートさせて頂きました。



⑤リビングのアイデアの5番目として、南面の掃き出し窓の遮光のドレープカーテンに形状記憶加工を施しました。


形状記憶加工という加工はかなりポピュラーになっていると思います。 窯の中に 山つまみをする前の生地を波板などに乗せ、真空状態にして分子構造を変化させ、水洗いしてもウェーブが綺麗に出る加工です。


今回お勧めした形状記憶加工は、波板ではなく、パイプを上下にずらして配置した上に生地をのせる加工で、ウェーブの角の丸さを均一にできるものです。



綺麗なウェーブが快適な毎日のカーテンの開閉をお約束致します。



I様にお勧めしたリビングのコーディネートは、さり気ないインテリアだとは思います。でも、ナチュラルとモダンがうまく融合できたと思います。


使用ドレープカーテン&プレーンシェード チェーン式:ルークIV(遮光2級)


使用レースカーテン:刺繍クルクルIV


使用カーテンレール:TOSO レガートプリモMセット ホワイトグレイン+オリジナルウッド房掛け


使用ロールスクリーン:TOSO コルト標準タイプ チェーン式


1F 和室~プリーツスクリーンペアタイプ~


1F 和室にはプリーツスクリーン・ペアタイプをお付けしました。


和室といえばプリーツスクリーンというのが今のスタンダードではありますが、I様邸にはニチベイのもなみ25の「きさら」という生地をお勧めしました。


この生地は、各メーカーが持っている一番お値打ちな価格帯のある程度透け感のある生地、ニチベイでいえば「いぶき」という生地と同価格帯の商品でありながら、透け感がミディアムシークレットというほとんど透けないプライバシー性の高い、コストパフォーマンスに優れた商品です。


組み合わせの生地は、これもひとひねりしてお勧めのペアではなく「ベーネ」というUVカットの生地をお勧めしました。 南面の和室で、畳や壁のやけを防ぐ効果があります。



プライバシー性が高い生地は、平板で面白くない生地が多いのですが、この「きさら」は表情もありお勧めです。


使用プリーツスクリーン:ニチベイ もなみ25 きさら ペアタイプ ループコード式


2F 寝室~カーテン+遮光ロールスクリーン~


2F 主寝室の南面の掃き出し窓には、遮光のドレープカーテンと1F リビングでお勧めした同タイプのフロントに出たドットの糸が可愛らしいレースカーテンを組み合わせました。


カーテンレールは普通タイプとしては、業界のスタンダードTOSO エリートの正面付けダブルセットを使用しました。


南面は、壁紙が白系ということで、ライトブルーのドット柄の遮光のドレープカーテンをお勧めしました。



西面のスリット窓の壁紙は写真では分かりにくいのですが、濃いモカ色のアクセントクロスでしたので、壁に合った色合いの遮光ロールスクリーンをお勧めしました。


ベッドがスリット窓の下に置かれるとの事で、ベッドに乗らずに操作ができるチェーン式をお勧めしました。


寝室の場合、昼間のプライバシー防止のためレースカーテン系のものをお勧めする場合が多いのですが、I様邸の横スリット窓は高い位置にあることもあり、1F リビングと同様、不要という事になりました。


使用ドレープカーテン:ピンドットBL(遮光)


使用レースカーテン;コロンWH


使用ロールスクリーン:コルトシークル(遮光)標準タイプ チェーン式


使用レール:TOSO エリート正面付けWセット+オリジナルウッド房掛け


 


 


2F 子供室~レールのみ施工~


2F 子供室には、カーテンレールのみお取り付けしました。


積極的にお勧めはしていませんが、子供室で既製サイズがある窓の場合、またはお手持ちのカーテンがある場合などご予算的なものを考慮してお話させて頂いています。


お小さい子供さんの場合、5年位で交換される場合もありますので。 ただ、既製品は一般的に縫製も悪く長持ちしません。 できればゆうあいでオーダーされる事をお勧めします。


使用レール:TOSO エリート工事用レール正面付けWセット+オリジナルウッド房掛け


ゆうあいスタッフからのコメント


巻頭にも書きましたが、I様邸は自然と共生する住宅です。 窓は絵画の額縁となります。


無理にレースカーテンなどは付けず、自然が楽しめるI様邸はやはり田舎(?)である長野県ゆえだと思います。


カーテン工事完了後、奥様とお話させて頂きましたところ、このホームページの施工例の池田町のU様の奥様とお友達との事。 奥様がこの施工例を見て頂いて気付いたとの事です。 ご縁ですね。


施工例のアップにも快諾して頂き、本当にありがとうございます。 I様、今後とも何卒 宜しくお願い致します。