お部屋コーディネート施工例#175

長野県松本市 O様邸 施工例

~ガラスフィルム施工他~

1F キッチン 出入り口

O様邸は、長野県松本市笹部の美容院を併設する住宅です。 昨年、長野市のS氏という20年来のお付き合いのある設計士様からのご紹介で、ご新築のカーテンを付けさせて頂きました。

それから数カ月してからO様より追加のご相談を頂きました。「1F キッチンの出入り口の窓が透明なので、目隠しが欲しい・・・」

一般的に、キッチンなどは型ガラスが多いのですが、O様邸は透明ガラス。 どうやら、S氏に「透明の方が解放感があって良いよ」と勧められて透明にしたとの事。

欧米では、浴室も透明のお宅もあり、キッチンの出入りが透明なのは何の不思議もないようですが、庭が広くない日本の住宅事情では正直難しい・・・。

ご相談を受けて、まずご提案したのが、木枠内に遮熱レースカーテンなどを付け昼間のプライバシーを守り、木枠に正面付けでロールスクリーンなどを付けて夜のプライバシーをも守る。正面付けにカーテン・・・これは、今回キッチンのコンロが近くカーテンのようにウェーブが大きいものは火事の心配なのでお勧めできません。



O様が選択されたのは、遮熱カーテンよりも昼間のプライバシー効果が高い不透明のガラスフィルムを貼り、写真のように木枠内にレールを付けてドレープカーテンを付けるという方法でした。

今回の施工例は、ガラスフィルムの施工方法を主にO様邸をご紹介致します。

「1F キッチン出入り口」 ①ガラスフィルム施工

①ガラスの清掃

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まずは、ガラスの清掃を行います。 水500㏄当たり5滴前後の中性洗剤を入れた水溶液を窓ガラスに塗布します。 汚れなどは、スキージーを使って落とします。

②ガラス面へのスプレー

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清掃後、水溶液をたっぷりスプレーします。

③ガラスフィルムの裁断

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ガラスフィルムをあらかじめ窓寸法に合わせて裁断し、折れキズがつかないように注意して裏面の離型フィルムを剥がしながら、糊面に水溶液をたっぷりとスプレーします。

④ガラスフィルムの貼りつけ

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窓枠より2mmくらい内側にガラスフィルムを貼りつけます。フィルムの表面にも水溶液をスプレーし、スキージーなどでキズがつかないように中心より外側に強く細かくしごきながら気泡を取り除きます。

⑤仕上げ





仕上げに再度フィルムの表面にスプレーして、スキージーで気泡を押し出して、最後にペーパータオルなどで水分を取り除きます。

今回のO様邸は私が施工させて頂きましたが、状況によっては職人さんに貼ってもらう事もあります。

使用ガラスフィルム:サンゲツ GF-515


「1F キッチン出入り口」 ②カーテン工事

ガラスフィルムを施工させて頂いた後、カーテンを付けさせて頂きました。



カーテンレールを付けた状態です。

選ばれた生地は、お隣のリビングに付けられたものと同じもので、統一感がとれました。

使用カーテン:ディアス RED(ゆうあいオリジナル)

使用レール:TOSO  エリート天井シングル

ゆうあいスタッフからのコメント



美容室をされているだけあって、色彩感覚が豊かなO様、これでようやく安心できますと喜んで頂けました。

今後とも宜しくお願い致します。