お部屋コーディネート施工例#307

長野県松本市 K様邸施工例

~新築住宅の施工例、お部屋ごとの多様なカーテンスタイル~

お部屋の雰囲気に合わせつつ、窓ごとに使い勝手を考えた多様なスタイル提案。

飽きのこないシンプルなK様邸のカーテンコーディネートをご紹介いたします。

【リビング・ダイニング】

リビングの掃出し窓は、開閉や通気、メンテナンス性も良い

ベーシックなカーテンスタイルにしました。



真っ白な壁紙の明るいリビングなので、カーテンもアイボリー系の明るい色のものにしました。

カーテンレールには、走行性の良いホイールランナータイプの機能性と、

木質調でウッドーポールのような意匠性を併せ持った『レガート』(TOSO製)を採用。



窓枠や巾木・回り縁に合わせて白い木目色(ホワイトグレイン)を選んでいます。

ダイニングの窓にはカーテン生地をフラットに仕上げ、上下に動かすシェードを施工。

リビングと共通空間なので、カーテン生地と共通柄で製作しました。



レース生地一体型のダブルタイプにし、日中のプライバシー保護もばっちりです。

後幕レース生地も前幕同様、リビングのレースカーテンと共通柄で製作しています。



このようなカウンターには、パソコンを置いたり、雑貨を飾ったりが多いかと思います。

通常のカーテンスタイルにしてしまうと、カーテンの開閉時に

置いたものに干渉して扱いづらかったり、物を倒してしまう心配もあります。

今回施工したプレーンシェードの他、ロールスクリーンやブラインドといった

スッキリしたデザインで、上下に動かせる製品を推奨しています。

【 和室 】

和室には『プリーツスクリーン』という和室にぴったりなスクリーンを施工しました。



プリーツ(蛇腹状に折りたたむ)加工を施した生地を、上下に開閉して使うスクリーンで、

シャープなプリーツラインと、生地の凹凸がつくる陰影が特徴的な製品です。

生地には和紙調(ポリエステルの不織布)のものを選び、和室らしい趣きにしています。

レース生地との切り替えができるツインスタイルを採用し、採光(太陽光の採り込み)と

プライバシー(日中・夜間それぞれの目隠し)も自在にコントロールができます。



[TOSO:しおり25ツインワンチェーン TP-6078/TP-6187]

プリーツスクリーン・ツインスタイルは、施工する場所に合わせて生地の上下を設定します。

下の絵のように、人通りが多くレースだけでは視線カットが不安な場合は『標準仕様』(左側)

明かりを取り入れつつ眩しさを軽減するなら『反転仕様』(右側)といった具合に。



レース生地の上下位置によって製品の印象もかなり変わりますので、

生地配置の実用性、開閉操作のしやすさ、見た目等から生地上下を決めていきます。

K様邸では、写真の通り反転仕様を採用いただきました。

【 寝室 】

寝室は、スラット(羽)の角度調整で採光コントロールができるブラインドスタイルに。

木製スラットを使った、高級感のあるウッドブラインドを採用しています。

スッキリとしたデザインながら、落ち着きのある大人の雰囲気に仕上がりました。



[タチカワ:フォレティアエコ50R ループ式 FT-E-3624/R-062 ]

ブラインドは窓枠の内側に納め、窓枠と同系色のスラット(羽)を選び一体感を持たせました。

ウッドブラインドは、スラットをたたみ込んだときにできるたたみ代が大きい為、

窓より高い壁面にむかって正面付けで施工することも多いです。



今回のブラインドはスラットの色が濃く、壁付けにすると圧迫感も出てくる為、

窓枠の内側に取り付けて、すっきり感を優先した施工をしました。

窓枠内に納めるにあたって、製品のヘッドボックス(本体フレーム)にもこだわりを。



オプションで選べるヘッドボックスの『ウォームシリーズ』です。

ヘッドボックスにチーク柄の木目シートでラッピングをする仕様となります。

ヘッドボックスは、スラット同系色の無地[アルミ]仕様と、

選んだスラット材を表面に貼り付けた[ナチュラルウッド]仕様も選べます。



[ナチュラルウッド]にすると、スラットからヘッドボックスから一体感が出て良いのですが、

今回エコスラットを使用している為、継ぎ目のフィンガージョイントや色ムラがあり、



ヘッドボックスへ貼りつけて正面から見ると気になってしまいそうだった事と、

[ウォームシリーズ]に窓枠に非常に近い色があったことから、

今回はあえて[ウォームシリーズ]を提案させていただきました。

【階段間仕切り】

最近の新築住宅では良く見る形ですが、K様邸はリビングに直接階段が開口しています。

冬場にリビングで暖房を使うと、暖められた空気は暖気として2階へ上がり、

入れ替わるように2階の冷気が階段から下がってきます。

そこで、冬場に階段の開口部をカーテンなどで塞ぎ、防寒対策をされる方が多くいます。



防寒対策をするのであれば、隙間を極力少なくするこのが有効なので、

カーテンや開口巾が広い場合にはアコーディオンドアを付けたりもしますが、

K様邸では操作性や使用時のすっきり感、使わない時期の納まりを考えて

ロールスクリーンを取り付けることにしました。

壁と生地とに若干の隙間もできますし、たった1枚のフラットな布ではありますが、

これだけでも空気の流れをかなり抑えてくれます。

ゆうあいスタッフからのコメント

リビングにはメンテナンス性や使い勝手の良いカーテン&シェードスタイル。

和室は和室らしく、ベーシックな和紙調のプリーツスクリーン。

寝室は雰囲気良く、落ち着きのある木製ブラインド。

多様な製品をお部屋ごとに施工させていただきましたが、

それぞれの空間によく馴染むコーディネートになりました。

K様、写真のご協力ありがとうございました。