お部屋コーディネート施工例#335

茅野市 M様邸 施工例

~こだわりのキッチンから始めるカーテン選び~

~ウィリアム・モリスの「フルーツ」でコーディネート~

こだわりのキッチンにリフォームされたM様。


他のお部屋も大事なのですが、まずはキッチンをこだわりぬいて選ばれました。


選んで頂いた生地は、川島織物セルコンのモリスシリーズです。


【川島織物セルコン Morris Design Studio】




川島織物セルコンは、2000年のfiloシリーズ発売当時より、モリスのデザインを


引き継いだサンダーソン(Sanderson)社のライセンスのもと、そのデザインを


織物として再現し、『Morris Design Studio』のブランド名で発売しております。


モリスの優れたデザインと、川島織物セルコンの持つ織の技術が融合した


コレクションは、モリスの新たな魅力を生み出しています。


キッチン

赤いタイルが目を引くキッチン。


この雰囲気に負けず、かつ共存出来る生地選びを心掛けました。



向かいの窓に選んだカーテンは川島織物セルコンFF1017。


ウィリアム・モリスのフルーツです。


【Fruit】



1864年 ウィリアム・モリス作


壁紙のために作られた初期のデザイン。


葉や果物などの4つの矩形のエレメントの反復によって構成されている。


斜め方向に流れがあり、隣接する葉が絡みあう複雑なデザイン。


12の木版からなるオリジナルのハンドプリント壁紙のスタイルを反映している。



この有名なデザインを川島織物セルコンが重厚感ある織り生地で表現。



色は「赤」を意識しつつ、一番濃い「黄」を選択しました。


互いに良いバランスだと思います。


カーテンが薄い色だと少し印象が弱かった気がします。



キッチンにフルーツ柄でイメージもピッタリ。


明るい「赤色」と明るい「黄色」でこだわりキッチンの完成です。


料理をしても、テーブルでお茶を飲んでも楽しくなる空間です。



【レース】


フルーツに合わせたレース生地はプレーンのボイル生地です。


シンコール AZ8580 Gボイル



シンプルで柄生地全般と合わせやすいボイル。


一般的にアイボリー色を『白くてクセのないレース』として使うことが多いですが、


「黄色」に合わせてアイボリーより少し色の付いた生地にしています。


(↑白にしか見えない画像もありますが。)



↑この写真は少し色付きに見えます。


↓ほんのりベージュ系でドレープとの色合いがより自然に。



カーテンをまとめるタッセルはピンクベージュの房付きです。


ポイントにもなり高級感もアップ。↓



タッセル ベガ ベージュ


お蔵

プライベートルームにリフォームされたお蔵にもカーテンを付けました。


好きなものを自由に置ける自由な空間です。


こちらも川島織物セルコン「Morris Design Studio」の生地を選びました。


【ゴールデンリリーマイナー】


川島織物セルコン FF1021(B)



ブロックプリントの壁紙として1899年に、


ウィリアム・モリスの一番弟子ジョン・ヘンリー・ダールによって


デザインされたものです。


少し光沢感を強調し、エレガントで女性的な雰囲気の織物に仕上げています。



キッチンではイエロー系を選んだので、なるべく雰囲気が


変わる様にブルー系となりました。


お蔵の白い壁とこげ茶色の天井・柱とも良く合う水色です。


【レース】



キッチンと同じプレーンのボイル生地で色はアイボリー。


キッチンより白いです。


シンコール AZ8579 Gボイル



タッセルもキッチンと同じく房付きにしました。


同系統の色でまとめています。


トーソー タッセルブルー


【ペルシャギャベ】



PG0972 100cm*148cm ウール100%


プライベートルームのテーブルの下にギャベを敷きました。


色数も多く楽しいデザインです。


カーテンと合わせてではなく、単体で気に入ったデザイン・サイズを


選んでいただきました。



大きさもコンパクトで他のお部屋でも色々と使えそうです。


リビング

家族が集まるリビングもこだわっています。


選ばれたのは東リ「リヨン織物美術館」のカーテンです。


キッチン・お蔵と比べて色のトーンは抑えめになっています。


【リヨン織物美術館】



貴族文化の華やかな時代、リヨンの染織人たちは国内外の宮廷からの


オートクチュールの注文に応えるべく技を競い合い、


歴史に残る精密で美しい染織、手工業品の数々をつくりだしました。


「リヨン織物美術館」は、「フランスの美の結晶」といわれる


リヨン織物美術館収蔵品の中から厳選した柄をもとに、


現代のインテリア空間を彩るファブリックスとして創りあげた、


東リのオリジナルカーテンシリーズです。



東リ KTB5095


花飾りと鳥を緻密に表現しています。


シックでエレガントな雰囲気が魅力のカーテン生地です。



合わせやすいアイボリー色で、カーペットや椅子の色の邪魔になりません。


高級感ある家具にマッチしています。


ゆうあいスタッフからのコメント


M様、写真の御協力ありがとうございました。


川島織物セルコンの「Morris Design Studio」フルーツのカーテンで、


キッチンはより良い空間となりました。


「赤タイル」+「黄フルーツ」で個性的に仕上がったと思います。


リフォームされたお蔵も良いくつろぎのお部屋となりました。


モリスのデザインは「和」の雰囲気にもよく合うので、


畳のお部屋でも良いかと思います。


よく「柄もの」は飽きるなんて言いますが、ウィリアム・モリスのデザインは


「観れば観るほど好きになる。」そういうものだと思います。