お部屋コーディネート施工例＃480

カーテンが古くなっているので買い替えを検討してご来店されたＭ様。

お伺いすると、大きな窓からの冷気が寒いので寒さ対策をしっかりしたいとのことでした。

寒さ対策で考えられる案をいくつかご提案して、お話が進んでいきました。

居室には2間(約364cm)の掃出し窓があり、築年数が古いためガラスは単板でした。

お客様曰く、夏は日差しが強くて暑くなるし冬は冷気が入ってきやすいとのことでした。

当初は断熱性の高いカーテンをお勧めいたしましたが、ヒダのボリュームは好みではなく、もっとスッキリしたものが良いということでハニカムスクリーンをお勧めいたしました。



ロールスクリーンなどの薄い生地はカーテンに比べると断熱性に劣りますが、このハニカムスクリーンは話が別です。



横から見ると2層の生地がハニカム(蜂の巣)構造で空気層を作っているため、外の空気と室内をしっかり断熱してくれます。

ただしハニカムスクリーンは最大製作幅が300cm(操作によって異なります)のため、今回はお客様にしっかりご説明をして2台分割にすることとなりました。



2台に分割するとどうしても間に隙間が空いてしまいますが、取付をする際に出来るだけ隙間を少なく、2台が干渉しないラインで取付をいたしました。



またM様邸は天井BOXがありそこに取付をしていますので、畳み上げると非常にコンパクトに収まっております。操作もワンチェーン式になっているのでコードがごちゃごちゃせずに済みます。

ハニカムスクリーン：ニチベイ　レフィーナ45　㊤H1015(現在は廃番です) ㊦H1103

M様邸は寝室と居間がリフォームされており、こちらはペアガラスがついているので保温はしっかりしているとのことでした。

なのでこちらの部屋には先ほどのハニカムではなくプリーツスクリーンを枠内に取付しています。

プリーツスクリーンは1枚生地をジグザグに畳んでいるためハニカムのような断熱性はないですが、生地のバリエーションが豊かで価格もハニカムより抑え目です。

今回は畳の色と合わせた淡いグリーンの生地をお選びいただきました。



ニチベイの生地「いぶき」はムラ感のある風合いが特徴で、和室に程よい変化を与えてくれます。

お客様から「遮光にすると朝が起きられない」とご要望を聞いていたので、生地は非遮光の物となっております。

逆に夜勤の方やできるだけ暗くしたい方には遮光の生地をお勧めいたします。

プリーツスクリーン：ニチベイ　もなみ　㊤M8033　㊦M8190

居間の掃出し窓にもプリーツスクリーンを取付しております。

こちらの窓にはガラス障子がついており、断熱性や見た目の好みでガラス障子はそのまま残したいとのことでした。

ただし障子は開けるか閉めるかの2動作なので閉めれば外が見えず、開ければ外から丸見えなうえ畳のヤケも気になります。

そこでこのお部屋のプリーツスクリーンは正面付けで対応致しました。



プリーツスクリーン自体は生地の奥行きが2.5cm程度で、畳み上げてもかなりコンパクトに収まります。

お客様からも「想像以上にスッキリしているし、障子では足りない部分がしっかりカバーできた！」と喜んでいただけました。



写真では障子が閉じていますが、レース生地の状態で障子をあけていただくとお庭の眺めも楽しんで頂けます。

プリーツスクリーン：ニチベイ　もなみ　㊤M8032　㊦M8194

M様、施工例にご協力いただき誠にありがとうございました。

いよいよ寒い季節になってきましたがハニカムスクリーンは役立っていますでしょうか？

ご提案した商品を喜んでいただけて、私も大変うれしかったです。

今後もカーテンの買い替えなどございましたら、ぜひお声掛けください。

ゆうあい松本店　古田