お部屋コーディネート施工例#541

長野県塩尻市 小澤電気様 施工例

~ショールームに防炎ウッドブラインド、機能もデザインも両立~

 

長野県塩尻市で電気店を営まれている「小澤電気」様。

開業25周年にあたり店舗をご新築され、ブラインドやカーテンの取付工事をご相談いただきました。

店舗ということで「防炎」機能のある商品を前提に、クリーンでスッキリした印象のコーディネートのお手伝いをさせていただきました。

1F ショールーム

ショールームにはひと際目を引く9連の窓。



天井BOXもついていて、ここにはオーナー様ご希望のウッドブラインドを、TOSOの「ベネウッド50/ラダーテープ仕様(防炎)」をお勧めして取付いたしました。

スラット(羽)の角度でプライバシー保護・採光を調整できるウッドブラインドはカーテンのようなボリュームが少ないので、ショールームやオフィスにぴったり合います。



↑(スラット全閉時)               ↑(スラット水平時)

窓枠と壁の色はホワイト、窓面の壁のみグリーン系のアクセントクロスが貼られていたので、ウッドブラインドのスラット色をホワイト・ラダーテープ色をグリーンにして統一感を出すことをお勧めいたしました。



一般的にウッドブラインドはその名が表す通り「木材」でできていますが、今回取付した防炎タイプは「樹脂」で出来ており、日本防炎協会より認定を受けている商品となります。



木材特有の繊維質や木目などが再現されているので、いかにものっぺりしたプラスチック製といった印象は感じさせない仕上がりです。

また、こちらはスラットの角度を調整する「ラダーコード」を布テープにした「ラダーテープ」仕様になっており、ウッドブラインドが持つ固めな印象に、布テープを合わせることで柔らかいアクセントを加えたり、昇降コードを通す穴を目隠しすることができます。



ベネウッドのラダーテープは全16色、メーカー推奨の標準組み合わせもありますが、追加代金不要で自由に変えることもできるので、今回は窓枠とクロスの色に合わせてコーディネートしました。

1F エントランス

出入り口には閉店時の目隠し用として、TOSOのロールスクリーン「マイテックループ」を正面付けしました。

閉店時は目隠し出来て、営業中はコンパクトに巻き上げて邪魔にならないものといえば、やはりロールスクリーンだと思います。



(スクリーン生地を完全に巻き上げた状態)

取付は窓全体を覆うように取付する正面付け。窓の両サイドに5cmずつ張り出す寸法で製作しています。



ロールスクリーンの取付方法にはもう一つ、窓枠内に本体を納める「天井付け(枠内付け)」という方法もあります。

こちらの方が本体が出っ張らないので外観はスッキリするのですが、ドアクローザーがあり奥行きが確保できないため正面付けとなりました。

またロールスクリーンは枠内付けをすると、窓枠と生地の間に1~2cm程度の隙間が構造上空いてしまうため、プライバシー保護性を向上させるのならば正面付けがよりお勧めです。

生地はTOSOの人気生地「コルト」よりお選びいただきました。



「コルト」は様々なインテリアに合わせやすい40色の展開と、比較的お求めやすい価格帯なので、場所を選ばず使いやすい生地です。もちろん防炎が付いているので企業や施設での使用にもぴったりです。

小澤電気様のエントランスは白基調の配色だったので、少しトーンを変えたアイボリー系の生地にしてあります。

2F 事務所

2Fの事務所には腰高窓が2か所、こちらにはTOSOの調光ロールスクリーン「ビジックデコラ」を正面付けしました。

一般的にロールスクリーンといえば1枚生地を上げるか(全開)下げるか(全閉)しか出来ませんが、調光ロールスクリーン「ビジックデコラ」は2枚の生地を前後でずらすことにより、プライバシー保護・調光をすることができる画期的なロールスクリーンとなります。



↑(調光時)                   ↑(全閉時)

もちろんロールスクリーンなので、生地を完全に巻き取れば窓周りはとてもスッキリします。

ロールスクリーン本体ができるだけ窓に被らないよう考慮しているので、窓の開口を狭めることなく取付ができました。



ビジックデコラはデザイン性の高いヘッドボックスを標準装備しているので、窓枠や建具と色を合わせることでインテリアに溶け込みやすい仕様となっております。

生地はお値打ちかつカラーバリエーションの豊かな「コルトライン」より、チョコレートをお選びいただきました。



遮光生地ではないので日中閉じていても適度な光を通す生地となります。



ヘッドボックス色も生地に合わせて「ブラウン×木目ダーク」をチョイス。

発色の淡いデニムのようなライトブルーの壁紙と、ブラウンのロールスクリーンを組み合わせた「チョコミントカラー」は、遊び心がありつつシックさも併せ持つ、意外と相性の良い組み合わせになります。

2F 休憩室

休憩室には腰高窓が一か所あり、こちらはコストパフォーマンスと使い勝手を考えてカーテンを取付いたしました。

ドレープカーテンは当店ナイスプライスカーテンより人気生地の「サビオGY」、レースカーテンはミラー機能付きの「TD9036IV」をお選びいただきました。



「サビオ」はざっくり編みとフラットな編みをストライプ状に配した生地で、カラーバリエーションも多いのでとても使い勝手の良い生地です。



「TD9036IV」は細かな小紋を織模様で表現されており、生地裏面にミラー糸が織り込まれているため、日中外からお部屋を覗かれにくい高機能なレースカーテンとなります。

カーテンレールはシンプルかつ機能的なTOSOの「エリート」をチョイス。



こちらのレールは50年以上マイナーチェンジを続けながら販売されているロングセラー商品で、ランナーの滑り・レールの頑丈さ・コストパフォーマンスの良さと非常に優秀なカーテンレールです。



カーテンレールは窓枠上に正面付け、写真には写っていませんが窓枠色がダークブラウンだったので、レールも同系色の「ダークマホガニー」をチョイス。カーテンは適度にウェーブがかかる1.5倍ヒダにて仕上げさせていただきました。

こちらのカーテンにも防炎機能がついており、施設や企業での使用にもしっかりと対応しております。

ちなみにカーテンにおける防炎機能とは「全く燃えない」ではなく、「通常カーテンに比べて燃えにくい」なのです。



着火後、非防炎のカーテンだとどんどん燃え上がってしまいますが、防炎カーテンは溶けこそするものの炎が立ち上がりにくく、延焼を抑えていることが分かるかと思います。災害や・火事の最中における貴重な数分数秒を、このように防炎カーテンが稼いでくれるのですね。

【余談】

一般住宅のカーテンには防炎機能を付ける義務はないですが、最近はペレットストーブや薪ストーブを設置する方も増えており、ストーブの近くに窓がある場合はこのような防炎カーテンをお選びいただくことを推奨いたします。

ゆうあいスタッフからのコメント

小澤電気様、この度は施工例へのご協力・当店をPRしていただき、誠にありがとうございました!

奥様とお選びいただいたウッドブラインド、とても素敵なカラーリングで壁紙とのコーディネートもピッタリになったと思います。

今後もぜひ小澤様と関係を深めて、カーテン・ブラインドなどご紹介できるよう邁進していきたいと思います。

開業25周年の節目を迎え、小澤電気様の益々のご盛栄と新しい事業のご発展をお祈り申し上げております。

改めて、この度は担当をさせていただき誠にありがとうございました!