長野県 茅野市北山 T様山荘 施工例
~カーペット張替え工事(フェルト/グリッパー)~
施工完了
カーペットの張替え工事です。
カーペットの工事方法は、使用するカーペットの種類などによって何種類かあるのですが、この施工は、フェルト・グリッパー工法と呼ばれるものです。
カーペットを床面(例えば、フローリングだったり、コンパネなどと呼ばれる構造材)の上に、直接貼り付けたり乗せるのではなく、間にクッション材を挟み込む工法です。
この、クッション材が間に入る事により、文字通りクッション性が、ふみ心地がUP。
断熱効果も期待出来ます。
更には、クッション性が上がる事により、歩行時の膝への負担を減らしたり、転倒時のけがを軽減させる効果などもあったりします。
古いカーペットを剥がします
この写真、表面のカーペットを剥がした後のものです。
クッション材のフェルト面にした状態です。
カーペットを剥がした後のクッション材の状態も、ここまで整っています。
とてもキレイに見えますが、使用年数なりのチリなどのゴミが付いています。
つぶれて弾力も無くなっています。
このタイミングでの交換がお勧めです。(もちろん、今回の工事では交換します)
クッション材(フェルト)も剥がします
この現場の下地は、コンクリートです。
コンクリート下地の場合、クッション材はラテックスと呼ばれるのりを部分的に使用してズレを抑える程度に貼ります。
剥がした際は、フェルトがちぎれて残ってしまうので、削り取って平らな表面にします。
ここに凸凹した部分が残ると、そのままカーペットの表面にも出て来てしまいます。
見えなくなってしまう部分ですが、大切な作業です。
新しいフェルトを敷きました
まだ、馴染んでいないので、つなぎ目が分かりますが、使用感に問題はありません。
最も一般的な下地材です。
布を寄せて固めて出来ています。
このほかにも、防音性能を向上させるタイプなど、下地材も用途に合わせてお選び頂く事が出来ます。
カーペットを広げます
実際のお部屋の寸法より少し大きいカーペットを用意します。
敷き込むお部屋の形に沿って、専門の職人が切り込んで行きますので、細かなゆがみなどにも合わせてピッタリサイズに仕上げる事が出来ます。
つなぎます(シーミング加工)
上の写真のほぼ中央部分で、カーペットをつないでいます。
実際はこんな風に2枚に分かれているものを、専用のテープを熱処理しながらつなぎます。
カーペットの製造や運搬が出来る大きさには制限がありますので、敷き込む場所に合わせて最適なサイズのカーペットを、工場で切り出し用意します。
大きなお部屋に敷き込む時は、カーペットを分割して用意して、シーミング加工をします。
シーミング加工する場合も、材料を用意する前に、どこでつなぐのかを吟味して決めます。
今回は、LDと廊下の境にあるドアの下です。
比較的、目に付きにくく、材料のサイズの調整も行い易い場所です。
完成です
カーペットを張りながら、下の写真の様なグリッパーの釘にカーペットを引っかけながら固定して行きます。
糊で貼り付けるのでは無く、周りを引っかけてピンッと張っています。
断面は下の写真の様になっています。
表面のカーペットと、クッション材(フェルト)の二重構造となっていますので、
クッション性/断熱性に優れた仕上がりとなります。