お部屋コーディネート施工例#645

長野県東筑摩郡朝日村 D社様邸施工例

~和室を非常用に間仕切るカーテン~

東筑摩郡朝日村のD社様は、コンビニなどのお弁当を作っておられる会社です。


行政から、非常時にけが人、病人を寝かすプライバシー空間を二つ作らなければならないとの事でお声が掛かりました。


そのプライバシー空間は、休憩室になっている6帖の和室をうまくカーテンに間仕切って欲しいとの事。


休憩室は、なんて事がない和室でした。



ゆうあいにお声が掛かる前に、違う業者に聞いたところ、カーテンレールだけで16万円かかると言われたとの事。


確かに天井には照明2個とエアコン1台が付いており、レールを取り付ける空間が少ない。



ご予算に見合うカーテン・レールはどうしたら良いか・・・


間仕切りのカーテンの施工方法の一例をご紹介致します。


和室の天井には下地が少ない

和室の天井の種類は沢山ありますが、今回のD社様の天井は「目透かし天井」といいます。


この目透かし天井の下地(木ビスがきく位置)は、通常の在来工法であったとしても、一部のみです。 溝が掘ってある個所しかビスが利きません。


故に壁際には下地がないのです。 また、非常用に布団をしくとして、6帖間の短手は261㎝にカーブレールを付ける事は下地の関係からも、コストの関係からも難しい・・・


病院などで見られる宙吊りレール



こちらは、弊店で施工したものですが、このようなレールは施工が難しいのでコストがかかります。


それで、考えついたのが、天井間仕切り部の2本のレールは直付けにして、下地のない壁際はカーテンストッパーで固定するという方法です。



また、もともとアコーディオンドアが付けてあった個所の両サイドに天付けでレールを付けて、標準カーテンで蓋をする方法をお勧めしました。



施工必要道具

間仕切りカーテン工事で必要なものといえば、レーザーマーカーです。 今回は無くてもなんとかなったかもしれませんが、空間に隅出しをするには必要アイテムです。



赤いレーザーを照射してレールの位置を決める事が出来ます。



ネット付きカーテン

東リのネットプラスという、ネットを後付けするサイズは2種類です。



今回は、上図のSサイズをお勧めしました。天井高240㎝の高さから、レールの厚さ約3cmを考えてネットの下まで約50㎝。 床から190までカーテンで隠せるため、必要かつ十分と判断しました。



カーテンを引いた時にも、エアコンの効きと照明の光を確保することが出来ました。


使用カーテン 東リコントラクトエコプレーン KTY7063 ネットブラス(Sサイズ)防炎品


和室入口部 ドレープカーテン


和室のアコーディオンドアが付けてあった両サイドは、ゆうあいオリジナルのナイスプライス品の防炎カーテンをお勧めしました。


ネット付きカーテンの無地部分の生地でご提案しようと思ったのですが、弊店のオリジナルカーテンの2倍以上の価格になった為、生地の色、素材感が違ったとしても、非常時しか使わないカーテンにコストをかけるのは無意味だと思った為です。



違和感なく取付られました。


使用生地 ゆうあいナイスプライス ニコルIV 防炎品


非常時は少ない方が良い

非常時は少ない方が良いですが、何が起こるかわからない世の中です。


綺麗に間仕切る事ができて、工場長様にも「これは通常使いで寝れるね」とお褒めの言葉を頂きました。


ありがとうございます。


今後ともよろしくお願いいたします。



PS、長野県で間仕切りのカーテンなら、ゆうあい(松本店・諏訪店)までお問い合わせください。


ゆうあいスタッフからのコメント