長野県 駒ケ根市 K様邸 新築工事
~フロントレースでリビングを彩る~
駒ケ根にご新築されたK様。
見晴らしの良い高台に建てられたご新居は日当たり・眺望共に最高のロケーションです。
この立地を活かしたカーテン・ブラインドをご提案するべく、K様とお打ち合わせして作り上げたコーディネイトをご紹介致します。
1F LDK
現地採寸でK様邸のリビングに入ると、とても明るい空間だと感じました。
それもそのはず、南・西のコーナー面が1間半の掃き出し窓になっているので、とても明るく広々として感じるのです。ここはK様こだわりのポイントでした。
この開放感を活かすスッキリとしたコーディネートかつ、日差しや視線を遮る方法をお打合せにて模索致しました。そしてK様と話し合った結果たどりついた答えが「フロントレース+枠内ロールスクリーン」です。
一般的なカーテンの掛け方といえば”ドレープが室内側・レースが室外側”という物ですが、フロントレーススタイルは全く逆をとる画期的なスタイルです。
ドレープ生地を背面に持ってくることでスクリーンのようになり、透け感があるレース生地の柄が浮き上がって見えるようになるというトリックなのです。まさに逆転の発想ですね!
この度K様にお選び頂いたカーテン生地は全て当店のオリジナル生地で、機能性・色柄のバリエーションが豊か且つ、価格を抑えた当店のお勧めシリーズです。
フロントレース生地は「LS-726W」
透け感のある生地に、リーフ調のプリントが施された軽やかな生地になります。
フロントレースにする際は柄がハッキリと浮き上がるオパール加工がされた生地がお勧めですね。
そこに加えて今回は、背面に来るドレープ生地をロールスクリーンに致しました。
通常のドレープカーテンに比べて更にフラットに、加えてロールスクリーン本体を枠内付けにしているので、室内側のボリューム感はレースのみに抑えることが出来ました。
お選びいただいたのはTOSOのロールスクリーンより「ルノプレーン・TR-4013(キャメル)」です。
ややくすんだ色調のキャメルはリビングの床や天井の木目と相性が良いですね。
ルノプレーンは製品Wが最大で270cmまで製作可能なので、1間半の窓にも1台で納められるのもポイントです。
この度はキッチンの小窓にも同じ生地でロールスクリーンを取付しました。
西・南向きの小窓は夏の夕方ごろになると、直射日光がキッチンに立つ人に当たってしまいます。
ロールスクリーンを設置することで、日光がダイレクトに当たらないようにすることが出来ました。
1F 洋室①
洋室はシンプルにカーテンスタイルでコーディネートしました。
開け閉めが用意且つお洗濯も簡単なカーテンは、どんな場所でも合わせやすいですね。
リビングのレース同様、生地は当店オリジナル生地からお選びいただいているので、オーダーカーテンでありながらとてもリーズナブルにお仕立てしております。
ドレープ生地は「URUN0124IV」
使い勝手の良いストライプ刺繍の生地で、無地よりも適度にアクセントがありますね。
アイボリー系のお色なので壁紙や建具の色の邪魔をせず、すんなり溶け込む仕上がりです。
レース生地はミラー機能付きの「TD9535IV」
さらっとした無地の生地ですが、リネン風のネップ(繊維のダマや節)が不規則に表れます。
これだけで無地のカーテンに表情が生まれますね。表面はツヤ感も抑えているので、落ち着いた雰囲気にぴったりです。
1F 洋室②
もう一部屋ございます洋室もドレープ・レース生地は全く同じものをチョイス。
ただしこちらのお部屋は小窓もあったので、「カーテン+ローマンシェード」コーデに致しました。
カーテン生地で作るローマンシェードは小窓に良く似合います。
同じ部屋の中に開口が大きめな窓と小窓が共存する場合、このようなコーディネートをすると統一感が出せるのでおススメですね。
小窓のガラスが透明ガラスですが、今回は「シングルタイプ」のシェードを施工いたしました。
K様邸の小窓の外はすぐに山の斜面で、外からの視線や日射もなくシングルタイプで十分だったためです。
通常、透明ガラスの窓にシェードを施工する際はドレープ・レースの切り替えが可能な「ダブルタイプ」をお勧め致します。
2F 洋室③④
2Fには洋室が2部屋。真ん中の仕切りを開けて、大きな一部屋にすることも出来ます。
こちらは1階とは打って変わってローマンシェードダブルタイプのみでコーディネート致しました。
お選びいただいたドレープ生地は「バリⅡBR」
シャリっとした麻風の素材感が印象的な無地のカーテン生地です。
麻のカーテンにはない遮光性能も有しているので、素材感と性能を両立した優秀な生地ですね。
やや明るめのブラウンカラーが、白ベースの壁紙にマッチしています。
レース生地は1階と同じく「TD9535IV」
1階の洋風なドレープ生地とも相性が良いのですが、ツヤを抑えた天然素材風の生地なので「バリⅡ」のような麻風カーテン生地との相性が抜群ですね。
ミラー糸のおかげで紫外線のカット率も向上しており、床や家具の日焼けも軽減してくれます。
2階の窓は比較的開口が大きかったこともあり「ダブルタイプ」でお仕立てしています。
そして今回は「ループレス式」という操作方法をお選びいただきました。
従来のシェードの操作方法は主に「コード式」「チェーン式」の2種類でした。
両者ともにコード・チェーンがループ状に垂れ下がるため、物を引っ掛けたり、お子様が掴んでしまったりというリスクを持っていました。
そこへインテリアメーカーの「TOSO」が、シェードの新たな操作方法として製品化したのが「ループレス式」となります。
ループレス式は操作コードを引いた分だけ幕体が上がり、軽く引くと自動降下します。
ここまでは既存のコード式と一緒ですが、ループレス式の場合はその名が表す通り操作コードがループ状ならないため、引っ掛かりや絡まりを気にする心配が少ないのです。
また、コード式・チェーン式は昇降にあたって両手で操作する必要が多く、特に製品高さが大きければ大きいほど回数も増えます。
ループレス式は片手でスムーズに操作できるため、片手がふさがっている時でも簡単に昇降ができる点もメリットですね。
家事をしていて片手に物を持っていても、もう一方の手でシェードを開け閉めできたりするのでとても便利な機構です。
操作コードは伸縮するので、通常時は比較的短めの長さです。
従来の操作方法だとチェーンやコードが窓から長く垂れ下がり、これを好ましく思わないという声も散見されていました。
コード長が短いループレス式は他に比べてスッキリしているので、デザイン性の向上にもつながっていますね。
カーテンに比べてボリュームを抑えたローマンシェード、つながる二つのお部屋をより一層広く感じさせるコーディネートが出来ました。