お部屋コーディネート施工例＃174

長野県松本市にてご新築をされたＨ様。

無垢材をふんだんに使った温かみのある住宅に合うよう、カーテンもナチュラルテイストに。

階段を上がった廊下・ホールスペースは、コットンミックスのざっくりした風合いの生地で、

すっきりとしたシェードスタイルに仕上げました。

大胆な広幅ボーダーが印象的な生地なので、アクセントになりつつも、

落ち着いたカラーと、綿混紡生地の素材感で、空間によくなじみます。

シンプルすぎず、カジュアルすぎず、遊び心のある“大人ナチュラル”スタイルです。



窓からの墜落防止に手すりが設けてあるため、干渉のないよう枠内にシェードを収めましたが、

窓を覆う場合に比べ、圧迫感が少なく、すっきりとした仕上がりになります。

【使用製品】

プレーンシェード ダブルタイプ　ワンチェーン式

フロント生地：〈アスワン〉E３０７４　　　※シェード本体は立川ブラインド 製品使用

寝室のカーテンは、インド製の落ち着いた色合いものカーテン生地。

ヨコ糸に太さのまばらな意匠糸を織り交ぜ、無地ながらも表情豊かな素材間の良い生地です。

下部に色違いの生地を縫い合わせることで、ツートンカラーにしています。

遊び心のあるボトムボーダースタイルのカーテンです。

【使用製品】

〈サンゲツ〉カーテン（ワイドボトム型）㊤EK８３９４　㊦EK８３９２

カーテン生地の巾１３５㎝と、国内で主流の生地巾より狭い為、

上部の山つまみ部を１ツ山（ワンタック）、約１．３倍ヒダ仕様にて仕上げています。

カーテンの片側１枚を生地１枚で作ることで巾継ぎが入らずきれいな仕上がりになります。



実際の窓はカーテンサイズの半分程度ですが、ボーダースタイルを活かすため、

床までめいっぱいカーテンを作りました。

天井からの開口窓のため、窓側のカーテンレールは開口内に納め、

レースカーテンも窓枠内の高さでとめています。

室内側のレールが壁に近くなり、カーテンも床で長く作ることで、

カーテンと壁との隙間が極力小さくなり、断熱効果も高まります。

子供部屋はお子様が自分で選んだ星柄のカーテンを。

シンプルな色使いでポップ過ぎず、大人にも人気のあるデザインです。



こちらも寝室同様、レースカーテンは窓枠内に納めています。

ドレープカーテンと同じデザインの刺繍入りレースで、ペア柄コーディネード。

【仕様製品】

ドレープカーテン：〈オリジナル〉ロケット IV　１．５倍ヒダ

レースカーテン：〈オリジナル〉刺繍ホシ WH　１．５倍ヒダ

カーテンレール：〈TOSO〉ネクスティ　ステンシルバー

フリースペースの窓は、丈も短くカーテンでは使いにくい高さのため、

調光のしやすいブラインドを採用いただきました。

木製ブラインド（ウッドブラインド）で家の雰囲気にもなじみ良くおさまっています。

窓の木枠や、天井の板張りなど、今後経年変化で色が濃くなってくるので、

無垢材を使った住宅の場合、新築時の木の色に合わせた色選びは気をつけましょう。

H様邸の木製ブラインドは、窓枠などの今後の色変化のことも考慮し、

現地にて色サンプルを見比べ、色の変化のない床に合わせて色選びをしました。

【仕様製品】

木製ブラインド：〈ニチベイ〉クレール５０（ラダーコード）/ループ式　Ｋ１０３ ﾐﾃﾞｨｱﾑ

H様邸は１階にカーテンの必要な窓がなかった為、２階のみの工事依頼でした。

その分、カーテン生地・スタイルにこだわっていただき、

お家に合う納得のカーテン選びをしていただけたと思います。

土間、真壁の和室、障子...昔ながらの日本住宅の良さを取り入れたとてもステキなお家でした。

Ｈ様、写真協力もいただき本当にありがとうございました。