長野県 茅野市 公立諏訪東京理科大学 様 施工例
~実験室用 遮光 仕切りカーテン~
完成
大学の実験室にて、仕切りのカーテン工事を行いました。
昨年の後半、同じフロアで施工させて頂いた、仕切りカーテンの状況を見た先生からのご依頼です。
ちなみに、昨年の施工 ↓ https://yuui.co.jp/works/example/50769
今回は、レーザーを照射する機材を囲う暗幕です。
レーザーの軌跡が良く見えるように、ある程度暗くする必要があるそうです。
レール施工
前回と同様に、天井面の空調設備や照明を避けてレールを設置する必要がある為、カーテンレールを天井から吊るす施工なのですが、大きく違うところが1点あります。
前回→ロの字
今回→コの字
レールをロの字に組んだ、前回のような仕様の場合、レールが壁面に接するところが無い為、施工したレールが不安定(レールが揺れる)になります。
安定(揺れない)させる為に、吊り棒(レールを天井から吊るす部材)を多く使用します。
(↑ レールの先端のキャップを壁面にネジで固定しています。)
レールをコの字に組んだ今回の仕様では、上の写真の様にレールの両端を壁面に固定できる為、安定が良くなります。
吊り棒は少なめに出来るので、見た目もスッキリします。
こちらが吊り棒 ↓ ある程度長さが調整できます。
同じ個所に2本使用。V字型にしてレールを吊るします。
(↑ 通常のレールと違う、H型の断面/ジョイントも入っています)
レールは1本の長いものではない為、ジョイント用の部材を入れてレール同士を繋ぎます。
このレール、ジョイントがガッチリとできる為、つなぎ目部分でのランナーの引っ掛かりがほとんどない事も特徴です。
吊り棒との接続も行いやすいレールです。
天井の下地位置と、レールの長さ/吊り下げたい部分の間隔、ジョイント等を考慮しつつ、吊り棒を設置/レールを付けて行きます。
(↑ レールの設置は完了です)
暗幕
(↑ 仕切った内側から見ています)
(↑ 遮光等級 1級です) (↑ 防炎ラベル)
機材を設置して実験をする、仕切りの内側がメイン。
レーザーを視認しやすくする為、囲った内側が黒。
カーテン吊元の仕様は、フラット縫製。
公共の施設である学校ですので、使用生地は防炎加工品となります。
カーテンの分割部分はマジックテープで合わせられます。
カーテンを束ねるタッセルは、カーテン本体に縫い付け。
マジックテープで留められる仕様です。
製品情報
暗幕は、東リ製 エコシャドーF/TKY7345(下の左側グレー)
(裏側は、全て黒)
このタイプの暗幕生地、学校の視聴覚室などの教室で良く見かける生地です。
昔の感覚ですと、お部屋側が黒/外側が赤や緑、ではないかと思います。
ご希望に合わせて、どちらでも表側にすることが出来ます。
レールは、立川ブラインド製 VR-N シルバー
アルミ製の軽くて丈夫なレールです。
シルバーとフロスティホワイトの2色
下の写真や、今回の施工例の様に、カーブがあったり、天井から吊り下げたりする時に主に使用するレールです。
今回使用した、壁面に留めるキャップ(ソケット)やジョイント、カーブしているレール、他にもとなりのレールと連結させる部品など、仕上りの仕様に合わせた施工のしやすい関連部材が豊富にあります。
立川ブラインド製の吊り棒の資料です。
まっすぐ1本で使用するI吊り
今回の様に2本を組み合わせるV吊り
V吊りに、更に別角度へ1本追加して、レールの揺れを抑える時にも使用します。
ゆうあいスタッフからのコメント
昨年の施工現場を見て、同じ様な仕切りが欲しいとのご依頼。
ご希望の性能が発揮できる施工が出来たのだなあと、改めてありがたく思っています。
前回/今回と、ありがとうございます。
施工が終わった後、教室の学生さんの一言。
「想像していたものと全然違う!もっと上を行っている。こんなにちゃんしたものが出来るんだ。」と、・・・
一体どんなものが出来上がると思っていたのか?
先生は何が出来ると話していたのだろうか?
と、色々と気になる所なのですが、喜んで頂けたのだと信じています。
実験室、研究室、検査室、工場、作業場、教室・・・
一般の住宅、会社、学校、病院、福祉施設・・・
この部分を、暗幕で囲いたい。
暗幕、暗室、窓周り以外の部分でも・・・
カーテンのことなら、ゆうあいです。
長野県、諏訪地方/松本地方を主に、そんなご依頼をお待ちしています。