安曇野市穂高 O様邸 施工例
~ウィリアム・モリスと共に暮らす。本物志向のインテリア~
安曇野市穂高にご新築されたO様は本物志向のお客様。
それは奥様がデザインのお仕事に携わっておられるから。
「カーテンであるとしても、生地があり、色彩がある以上デザインには妥協したくない・・・」
そんな素敵なO様のこだわりのインテリアをご紹介致します。
1F リビング~パッチワークボーダーカーテン~
1F リビングのドレープカーテンには、サンゲツのBeside vol.3に載っていたパッチワークボーダーカーテンを付けました。 お客様が、何かのメディアでこのデザインを知ったということで、ほぼ同じスタイルで。
カーテンを閉めるとこんな感じです。 メーカーの見本帳にのっているスタイルですが、このままやったのでは芸が無さ過ぎる・・・
色はO様のセンスで若干変えております。 流石O様、色彩、デザインのプロですね。
それから、これはゆうあいじゃなくてはできない事。 諏訪店に縫製所を併設しておりますので、お値打ちにご提供できるのです。 今回縫製後に形態安定加工をかけておりますが、この機械も自社で持っているためお値打ちにご提供できます。
組み合わせたレースカーテンはスパン糸のもの。 ざっくり感のあるドレープ生地と良くマッチしていると思います。
お隣の和室から見るとこんな感じです。 落ち着きがあっておしゃれな1F の空間になりました。
使用ドレープカーテン:パッチワークボーダー サンゲツEK693+EK695+EK690
使用レースカーテン:シンコールAZ-3576
1F 和室~プリーツスクリーン遮光~
1F リビングのお隣の和室には、プリーツスクリーンをつけました。
生地は遮光の生地で、ただ和室ですので和テイストが欲しい・・・
お勧めしたのは、ニチベイ ポポラシリーズのソーノという生地。 シャンタン系の遮光生地ですので、和室にぴったりです。
冒頭の写真のペアタイプでは、遮光の生地のお色はマホガニー、レースの生地はフジネズというお色をお選び頂きました。 モダンでさり気ないセレクトです。
また、サイズが約W160×H200cmでしたので、遮光生地で昇降が重いこともあり、ワンチェーン式をお勧めしました。
西面の横スリット窓には、プリーツスクリーンのシングルスタイルをお付けしました。
高い位置にある窓のため、レースは不要とのことでした。 コストにも配慮してコード式で対応しました。
使用プリーツスクリーン:ニチベイ もなみ25ペア PM169+PM222 ワンチェーン式
使用プリーツスクリーン:ニチベイ もなみ25 シングル PM169 コード式
2F ホール~ウィリアム・モリス いちご泥棒~
ウィリアム・モリスは知る人ぞ知るイギリスの100年以上も前に亡くなられたデザイナー。 モリスのデザインは時を超えて愛されているのです。
100年以上も古さを感じさせない・・・これは信じがたいことです。 服にもインテリアにも流行があり、長くも短くもある一定のスパンで輝きをもっていたデザインが輝きを失い、新たなデザインが台頭していくのが常です。
また、ウィリアム・モリスの生地は綿プリントがほとんどです。 一般的に、綿プリントの生地は時が経つと色あせていきます。 けれど、このモリスの生地は最高級の染色のため、色あせが本当に少ないと言われています。
確かにお安いものではないのですが、毎日見て、毎日触って、ウィリアム・モリスの生地は日々感動を与えてくれるに違いありません。
今回O様がセレクトされた柄は、最近メーカーから新しくブックに収蔵された STRAWBERRY THIEF という生地。いわゆる「いちご泥棒」です。
名前の由来は、モリスがケルムスコット・マナーでいちごを育てようとしたところ、食いしん坊の鳥たちに食べられてしまいました。 モリスはこの鳥を愛らしいツグミに替えてデザインしたとの事です。
「デザイン」は無限であり、自由です。 ただウィリアム・モリスのデザインは絵画であり、芸術の域まで達していると思います。 そんな数あるモリス作品の中から迷わず「いちご泥棒」を選ばれたO様は、やはり「デザインのプロ」だなと思いました。
使用ドレープカーテン:WILLIAM MORRIS STRAWBERRY THIEF 220313 INDIGO/MINERAL