お部屋コーディネート施工例#694

長野県 松本市 S様邸 新築カーテン工事

~個性的なボーダーカーテンで、一味違うリビングコーディネート!~

 

S様は弊社とお取引のありますハウスメーカーL様にてご自宅をご新築されました。

夢のマイホーム、理想の間取りや新しいファニチャーももちろんですが、カーテンも人とは違うものを選んでこだわりを表現したいものです。

S様はご自身で様々なカーテンをお探しになり、その理想に応えられるようご提案をさせていただきました。

1F LDK

S様邸のリビングは間取りと大きな窓のおかげでとても開放的な印象です。

家族みんながくつろぐ空間、のびのびとしたリビングでこれからどのような日々が過ごされるのか、夢も想像も膨らんでいくようです。

そんなリビングを彩るのは、ひと際目立つ幾何学模様のドレープカーテン。



今回はメインの1間半の窓をボーダーカーテンで、両サイドの窓はメインの柄のカーテンにてお仕立てさせていただきました。カーテンってこんな風に仕立てることも出来るんです!



はぎ目も違和感のない自然な仕上がりですね。

異なる生地をはぎ合わせる場合、生地の厚さや硬さの違い・素材の差によって「パッカリング」と呼ばれるシワが寄ってしまう場合がございます。

今回のオーダーにあたってもS様にはその可能性とリスクをしっかりご説明し、十分にご理解を頂けたうえでお仕立てを致しました。



主役となるドレープ生地はサンゲツの「SC8237」という生地で、丸と四角が組み合わさるパターンは非常に印象的です。

さらに彩度を抑えたマルチカラーとなっており、存在感は有りながらも刺激は強くなりすぎない配色になっていると思います。



開口が大きな1間半の窓は裾にのみ柄の生地を使い、上部は当店オリジナルの無地カーテン「ニコルNL」を組み合わせました。

存在感ある柄をあえてアクセントとして使うことで、他のインテリアとは一線を画する仕上がりになっています。



両サイドの窓はサンゲツの生地のみで仕立てました。

こちらは1間の腰高窓なので全面に使っても圧迫感はさほどなく、メインのカーテンのアクセントと揃いになる唯一無二のコーディネートが完成いたしました。



ドレープカーテンが成りを潜め、昼の顔となるレースカーテンはシンコールの「ML3670」をお選びいただきました。

適度に透け感のあるプレーンな無地のレースですが、それに秘められた機能は非常に豊かです。

外部からの光線をシャットアウトする赤外線・紫外線カット効果、通常のレースよりも花粉を絡めとりやすい繊維を用いた「花粉キャッチ」機能、さらには汚れが落としやすい加工を施した「防汚」機能など盛りだくさんです。

毎日窓辺で強い日差しや風にさらされるレースカーテンこそ、機能面を充実させることで快適な住まいづくりにつながると思います。

なので今回のS様邸のレースカーテンは全てこちらの生地にて統一させていただきました。



カーテンレールはTOSOの装飾レール「レガートスクエア」のダークマホガニーをチョイス。

キリっと引き締まったスクエア型のレールと重厚感あふれるダークマホガニー色が、LDKの雰囲気を格段に上げていますね。

お色も天井の梁や建具と揃っているので統一感も高めです。

1F 和室

和室にはスリット窓が2か所。

窓の大きさや和室という性質上カーテンはあまり似つかわしくないところですね。



ですのでこちらには和室にも合わせやすい「ハニカムスクリーン」を取付いたしました。



和紙風の生地をハニカム(蜂の巣)状に重ねたハニカムスクリーンは、その中空になる構造から断熱効果が非常に高いのが特徴です。

和室の場合家族で過ごす憩いの場としたり、御来客の方を泊める際に寝室として使われるシチュエーションもしばしば。

ハニカムスクリーンを選ぶことで、季節問わず快適な空間づくりをしやすくする一助になっているかと思います。



生地色は「H-2004(ラテブラウン)」をチョイス。

やさしい印象の淡いブラウンカラーなので畳との相性も良いですね。

1F 洋室

和室のすぐ隣には洋室があり、引き戸を開けると和室とつながりの空間に出来る間取りとなっています。

こちらにはプリーツスクリーンをチョイス。



ハニカムスクリーンとぱっと見は似ていますが、こちらは生地が1枚構造、プリーツの名が指す通り1枚生地を折りたたむ構造です。

ハニカムを付けるほど温度対策をしなくてよかったり、コストを抑えるという観点ではプリーツスクリーンに軍配が上がりますね。

製品はTOSOのプリーツスクリーン”しおり”から「TP-7006(キャメル)」をチョイス。



生地色もハニカムスクリーンに近いものを選んで、隣の部屋と統一感を演出できるようにしています。

2F 寝室

寝室はカーテンとシェードにてコーディネート。

全く同じ生地を使っていても、カーテンとシェードでは全然表情が異なりますね。



腰高窓はカーテンにて、山をつまんでヒダを生み出すカーテンには「重厚感・エレガント」といったキーワードが似合います。

カーテンレールはTOSOが半世紀以上のロングセラーを誇るエリートにしています。

使い勝手良し、耐久性良し、カラーバリエーション良しと三拍子そろった非常にバランスの良いカーテンレールです。

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昨今、住宅の寝室によくあるのが横に細長い形の光取り窓。

カーテンにすると丈があまりにも短すぎて不格好なので、ここはロールスクリーンやローマンシェードの出番です。



今回取付したのはローマンシェード。

カーテンと同じ生地を使って縫製しているので統一感は非常に高く演出できます。

また、カーテンがヒダを取ってゴージャス・エレガンス感を持っているのに対して、シェードはフラットな表情になるのでよりカジュアルな一面も持ち合わせていると思います。



寝室に選ばれたドレープ生地はサンゲツのカタログ”シンプルオーダー”より、「OP6745」という生地になります。

オレンジがかったベージュの地色にブラウンのラインが品よく一面に描かれています。

遮光性能も持ち合わせていますので寝室に選びやすい生地ですね。

2F 子供部屋

子供室はシンプルに。

カーテンレールは標準的なTOSOのエリートで、ドレープは選ばずレースカーテンのみ吊るしています。

お子様が大きくなるまでカーテンは何もかけないという方もいらっしゃいますが、レースカーテンだけでもかけてあると、床や家具の日焼けを防げるというメリットがございます。

特に子供室はご新築の段階だと、お子様がまだ幼いので物置代わりとして使われる方も多く、そんな時はひとまずレースカーテンだけでもかけておくのがベターですね。

ドレープカーテンはお子様が大きくなられてから選んだり、冬の冷気が子供室から流れてくるのが気になってからお選びになるという方法もありです。

2F ホール

ホールの窓はW260cmと非常に開放感があり、両サイドを部屋に囲まれた空間でも閉塞感を感じさせないほどです。

天井には室内用物干し「ホスクリーン」が設置されており、大開口の窓から射す光と良好な通気性で洗濯物を干す空間としては完璧ですね。

ここもドレープカーテンは必要なく、レースカーテンがあれば十分とのことでしたので掛けているのはレースカーテンのみ。

ですが大開口の窓を少しでも品よく、ワンランクアップさせるために、カーテンレールのみりLDKと同じTOSOのレガートスクエアに致しました。



LDKの重厚感あふれるダークマホガニーから一変して、ホールはクリアなホワイトカラーをチョイス。

こちらもダブルレール仕様にしてあるので、もし寒さが気になるようであればカーテンを後からオーダーして対策することができるようにしております。

ゆうあいスタッフからのコメント



S様、この度は施工例にご協力いただき誠にありがとうございました。

LDKは数多くのカーテン生地候補の中からサンゲツの柄を選ばれ、それを更にボーダーカーテンとして仕上げるというアイデア、お打合せをしていてとても楽しかったです。

どこへ行っても売っていない唯一無二のカーテンというのは、なかなか実現できるものではございません。実現するために出来る限りのサポートをさせていただきました。

夢のマイホームで過ごすこれからの日々、素敵なボーダーカーテンがS様ご家族の生活もお部屋もカラフルに彩ってくれることを心から願っております。

この度は誠にありがとうございました。